金星に生命の痕跡か 大気からホスフィン検出
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このニュースで界隈は一日中ざわついてました。もちろんこれは即「地球外生命発見」と見出しが踊るレベルのものではありませんが、生命でないにしても金星の大気で何か未知の面白い現象が起きていることは間違いないでしょうし、地球外生命探査の有力な候補地がひとつ増えたこともたしかでしょう!金星の地表は500℃ほどにもなる灼熱地獄ですが、上層大気は住み良い温度であることは知られていて、そこに浮遊するコロニーを作ろうなんてアイデアもありました、しかし生命がいうるとはあまり多くの人は思っていなかったはず。
それにしても、昨日まで現生の地球外生命探査のターゲットといえばエウロパがエンケラドスか火星の地下だったのに、金星という超ダークホースが!!!これだから惑星科学は面白い!!金星のガスから生命の存在を示唆する化合物(ホスフィン、無機化合物)が検出されたというニュース。一昨日には論文のプレプリとプレスカンファレンスがあるという情報が流れていました。ホスフィンは実はガス型惑星である土星や木星からも検出されていますが、岩石惑星である金星とは温度や圧力などがかなり異なることが指摘されています。もし金星のホスフィンが生命由来だとすれば、地球外生命体の最初の発見は火星ではなく金星かもしれませんね。
>引用
『ホスフィンが地球以外の岩石惑星で検出されたのは初めてだと説明した。研究チームは、ホスフィンの存在が金星上の生命の存在を証明するものでないと強調しているが、灼熱(しゃくねつ)の金星表面を渦巻く雲は強酸性でホスフィンを即座に破壊することから、金星にはホスフィンを生み出しているものが存在することが示されたとも指摘。観測結果は、金星に「変則的かつ未解明の化学現象」が存在する証拠となったと結論付けた。』
【ご参考】
https://www.nature.com/articles/s41550-020-1174-4
https://newspicks.com/news/5224148
https://newspicks.com/news/5226874