実証実験自体が目的化しかねない? 日本版MaaSはなぜ難しいのか
FinTech Journal
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デジタル社会のMaaSって、予約することでなく予測することじゃないのかな。需要予測が、ユーザーの行動データなどログからでなくアスキングデータ(アンケート)で、かつ顕在化していないところを読み取るところアンケートを「鵜呑み」にするから。
注目のコメント
実証実験の壁を超えない取り組み事例は多くみられますが、日本版MaaSは収益事業としての難しさがあると思います。
利用者がお金を出してでも利用したいというサービスにすることが大事だと思うのですが、事業として成り立つかという点を考えると難しいこともあるのではないでしょうか。電脳交通もこうした取り組みをいくつかサポートさせて頂いているが、利用者の洞察が本当に難しい。特にnice to have(あったら良い)とmust(なくては困る)の見極め。困ってる方を助けようと思いが強すぎると、冷静なマーケティング視点が薄まってしまう事が多いように思う。交通領域に安易な実証実験は向かない。時間がかかっても持続可能な取り組みに昇華させて運用を預かる覚悟を持った事業主体のあり方を模索せねば。
MaaSの実証実験ありきの取組になっており、過度の期待バイアスと合わせてどうしても実装されるフェーズに移行できない。
当然既存の移動インフラもあり、あえて新しいモビリティ利用の必要性をどう訴求していくかは、実際かなり難しい。それが地方の過疎地域であれば、利用についての心理的ハードルは高くなってくる。
woven cityのように新しいMaaS中心の街での実験で社会への実装がどうなっていくのか見てみたい。