菅氏、14日午後に新総裁に選出へ 地方票も差をつける
コメント
注目のコメント
資本市場目線から。
海外投資家としては、財政拡大&金融緩和路線は継続ということで安心感はありそうですね。加えて圧倒的というところも。海外メディアでも、アベノミクスは経済だけでなく党内派閥争いにも一石投じたとの評価をする声もあるぐらいですし。
一つ気になるといえば、資本市場で注目されがちなESG視点から。候補者がみんな年配男性という点でしょうか。先行研究では自分と似た性別や境遇、属性に対する政策を、議員は提案しやすいとの報告もありますね。
今後のガバナンス、そして政策面を資本市場の視点で引き続きウォッチしたいところ。先週記者クラブで行われた三候補の公開討論会で
勝負があったと思う。
石破氏
・世論調査」の人気が高いのになぜ国会議員の支援者が少ないのか?
→議員とのコミュニケーションを重視してこなかった。
岸田氏
・事前に有力と言われたのになぜ支持が数パーセントなのか?
→与えられた役職の立場に縛られすぎた。
菅氏の支持が広がる理由は、解像度の高い政策理解と組織運営の能力への期待なのではないか?
https://youtu.be/q_8mSu0zWXU当時の“先進国“から商品サイクルの長い商品を持ち込んでカイゼンと擦り合わせで品質を上げコストを下げ小型化して真面目な人材が大量生産して売る製造業の時代には、優秀な官僚による指導と助言、補助、規制はそれなりに我が国の競争力にプラスの面があったでしょうが、個々人の行動から販売後の製品の使用状況までセンサーで集めて個別にサービスすることが可能な変化の激しいデジタルトランスフォーメーションの時代、規制の緩和・撤廃は企業と産業の競争力を取り戻す上で不可欠です。そういう意味で、菅氏の「役所の縦割り、既得権益、あしき前例主義をぶち壊して、規制改革を行う。」という言葉に大いに期待を抱きます。”地政学的な脅威“なるものが高まる緊張感のなか、我が国の立ち位置的なものを、出来ればもう少し示して欲しかった。
それにしても、石橋氏が強いとされた地方票で菅氏が圧勝しそうな流れは驚きです。「国会議員票で圧倒的優位」で地方票がどう動こうと菅氏が勝つことが明らかな情勢下、地方でも勝ち馬に乗る動きが出たということか・・・ ここまで来たら、まさかとは思うけど、国会議員票を一定の意図をもって配分して石破氏、岸田氏の将来の位置関係を決めることさえできるかも。そちらの決着に注目したく思います (^^;