日産が外貨建て債で総額1兆円超を調達、ユーロ建ては2500億円
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この規模の資金調達なら致し方ないと思いますが、ここまできて、相当厳しい経営を強いられていることと推察します。
この後、営業キャッシュフローをどれだけ回復させられるか。
そもそもは経営不祥事に時間を取られ、新車開発・投入がストップし、それでも規模拡大に固執して過剰生産や異常な販売奨励金で規模を拡大しようとしたツケです。
それらにメスを入れると計画発表したものの、周りを見渡せばトヨタは傘下をさらに拡大。ホンダもGMとの提携で、さらに固定費を圧縮しようといている状況。
同じ価格帯で売れば売るほどに、周りと比べてキャッシュフローの差が開き、競争力向上に回せるカネが相対的に少なくなる。だからもっと競争力が落ちて弱くなる。スパイラルです。
だからこそ、ここまでの規模でキャッシュを確保しようとしたのでしょうが、果たして現状のままでどれだけその競争力を回復できるのか。
今後どれだけ魅力的な商品の開発リリースができるか、固定費圧縮をどこまで進められるか次第ですが、奇しくも変動費改革は過去にゴーンさんがバッサリと改革しているだけに、経営を浮上させられるだけの余地はないと思います。
注目のコメント
トヨタと比較して、完全に負のループに入り込んでいるように見える日産です。10年債と期間が長いとは言え、4.81%の金利は、ジャンク債にしか映らないのですが…
先日の政府保証の話しの真相を知りたいです。世界中で低金利の現状、ポートフォリオに少しハイイールド債を組み込んでおこう、しかも(本債権でじゃないものの)日本政府が保証している会社だし大丈夫、という投資家がいるのではないかと思いますが、どうなんでしょう。
利回りは3年債で3.04%。
10年債で4.81%。
4-7月に銀行融資などで約9000億円を調達。
日本政策投資銀行の1800億円の融資には1300億円の政府保証が付いている。
融資には返済が1年以内のものもあるため、今回調達する資金の一部は借り換えに充てて、返済までの期間を延ばす財務対策を行うよう。