枝野氏を合流新党の代表に選出 党名は立憲民主党
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合流新党の代表選挙と党名選挙が実施され、大方の予想通り、代表は枝野氏、党名は立憲民主党に決定。
私は代表は泉氏、党名は立憲民主党に投票。代表も党名も変わらなかったが、人員的にも政策的にも厚みを増した野党第一党となった。
「立憲民主党」が多くの人から親しまれ、信頼され、政権の選択肢と見られる政党になるよう、仲間と共に頑張りたい。民意は枝野氏ではなかったようですが・・。
https://note.com/yatou9/n/n04c3a0001042
枝野氏ら旧執行部体制がそのまま継続する以上、自民党には全く勝てないでしょう。
なぜなら、彼らもまた新自由主義だからです。
概ね、以下のような対立構造です。
【自由民主党】大企業優遇を根拠にして採用される新自由主義政策
【立憲民主党】新自由主義に反対!と言いながら採用される新自由主義政策
どっちの「新自由主義政策」がマシなのか?という判断なので、自ずと勝敗が見えてしまいます。
以前立民の某参議院議員とお話した時「立憲民主党は、福祉政策重視なのですから、新自由主義や緊縮財政ではありません!」と述べられました。全く理解していないのだと思います。
いくら福祉を重視しようとも、消費税減税に難色を示したり、財政健全化を最重視したりする態度は、緊縮財政であって、結果的に新自由主義政策です。
同様に、枝野氏が代表選で掲げていた「新自由主義的社会からの転換」も突っ込みどころ満載でした。
https://note.com/edanoyukio0531/n/n157c7a18a111
新自由主義を転換するための政策が皆無な上、唯一の主張は「格差是正」でした。
格差拡大は新自由主義政策がもたらす「結果」なのであって、「じゃあ格差を是正すれば良いじゃないか」というのでは、それは既に新自由主義の枠組みで検討されている話です。
例えば良く知られるようにベーシックインカムは新自由主義から導出された政策です。
従って「新自由主義社会の是認と補完」という題名が適切な内容でした。
また金融資産課税も主張されていました。
共産主義的な発想にも驚きますが、私的所有権を侵害しようとする思想は問題だと思います。
なぜなら私的所有物から生じた富を分配する考え方は良いと思いますが、私的所有物を没収するのでは「全体の富(フロー)」は減るため、結果として成長は妨げられるでしょう。要するに「みんなで貧しくなろう」という事です。
そうではなく累進課税の強化で富を分配すべきです。
旧民主党政権時もストック(埋蔵金)の切り崩しで恒久的なフローを捻出すると主張していました。
今でも経済音痴度は変わらないのだと思います。合流新党の「原発ゼロ」綱領で、連合の対応が分かれました。
「原発ゼロ」に反発した電力、電機の労働組合の組織内議員4人は玉木氏らの新党へ合流し、その他 連合の組織内議員は無所属となる見通しです。
東日本大大震災当時の民主党は、原発をクリーンエネルギーとして推進する立場にありました。その後も原発政策をめぐってはクリアに打ち出せなかった印象です。
一方、選挙の視点で言えば、旧民主時代の最大の支援組織・連合の後押しがなくなる訳ですから、まずは近付く総選挙への「戦略」そして「原発ゼロ」への取り組みが問われるところです。