アメリカの雇用が甚大な喪失から反転するわけ
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もはや雇用統計に限らず、あらゆる経済統計の時系列が軸取りを工夫しなければグラフが壊れてしまうという状況にあります。そこで今回は過去の景気後退局面と比較し、景気の「山」から起算して〇か月後に〇万人の雇用が喪失していたという切り口で比較しています。
一瞥しても分かるように、今回のショックは甚大なものですが、実は薄日を敢えて見出すならば増勢に転じている動きは(気休めですが)ポジティブなものです。色々な角度から経済を見て参りたいと思います。ご照覧くださいませ。個人の消費能力や企業の設備投資能力に問題があったわけでないなかで「故意的に引き起こされた不況」で「戦争のように社会インフラが破壊されたわけではない」ので「要は感染症との向き合い方次第」というのはその通りかと思います。雇用調整助成金等で支えているものの、米国と比べ遥かに健康上のリスクが少ない我が国で、実態的には米国に劣らぬ雇用環境の悪化が起きていそうなことが気になります。米国でもそうですが、6月以前と7月以降とでは陽性者に対する死者の割合が明らかに変わっています。新型コロナウイルスとの「向き合い方」を真剣に参考すべき時が来ているように思います。
基礎疾患が無い限り死亡リスクが殆どないと言って良い学び盛り、働き盛りの人には言い出しにくいところでしょうが、罹れば死ぬよとかかりつけ医に脅されている化石年代のオッサンが言う分には許されるかな (^^;雇用については、個人的にはまだ楽観視していない。
経済を止めたので、最初の落ち込みが激しく早かった。そして今は多少なりとも再開しているから戻っている。一方で、8月の雇用統計でもコメントしたが、一時的な失職はジワジワ減り、恒久的な失職者数は増えている。大企業のリストラ報道も増えている。ここは時間軸を伴うもので、初動からの反発と併せて粛々と数値としては進んでいるし、今後も続く領域だと思っている。今は最初のマイナスが大きすぎてゴムが戻るように回復しているから、その合算が雇用回復につながっている状態。
ここは経済の回復がV字期待から遠のくほど、新しい当面の均衡に対して雇用構造調整が書く企業では必要だし、雇用が調整されれば消費に影響する。
https://newspicks.com/news/5202450