【実録】天才すぎる兄弟の「決済革命」
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天才の逸話はたくさんありますが、兄弟で、ここまで伝説だらけの起業家はまずいないのではないでしょうか。
共に飛び級で進んだ高校も大学(MITとハーバード)も中退し、10代で起業して、そのまま10代でミリオネアに。その前には世界のヤングサイエンティストに選出。今は、ティールもマスクも投資し、アメリカ2位のユニコーンに。
と、彼らを彩る「派手」なストーリーは山ほどあるわけですが、実は本当に面白いのは、彼ら自身はそんなことには一瞥もくれず、決済という一見「地味」な領域のインフラをテクノロジーで解決していくことで、革命的なビジネスの登場を、徹底的にサポートしようとしているということ。
まさに最強の黒子です。
シリコンバレーのカルチャーとは異なる「謙虚」という言葉でてきましたが、こうした黒子役の存在が、ECにとどまらず、SaaSやマーケットプレイスなど、あらゆるオンラインビジネスを可能にしていることを痛感させられます。上場前の、現時点での企業価値の順位が、1位のイーロンマスクのスペースXと、3位のピーターティールのパランティアに挟まれて2位、金額的にはAirbnbの2倍の4兆円という事実がすごい..
記事の中に出てくる、最初の企業ではエンジニアリングのインフラ構築やツール選択、そのための資金調達に注力して失敗したので、その反省で徹底的にユーザー視点に転換し成功したという部分がとても大事だと思いました。
下記の書籍に詳しく書いたのですが、私も大学三年の頃、WorksApplicationsのインターンを受け、事業企画とプログラミング(初めて触った)を1ヶ月行い、成績優秀ということで200倍の倍率で内定を頂いたのですが、社員の方からのフィードバックで、私のような文系の方がプログラミング経験者の理系よりもアウトプットが良い傾向にあると聞いて、納得した経験があります。
経験者の理系はコードを短く書くことや、(オブジェクト指向を使って)構造化して書くといった機能的なユーザーメリットではない、裏側のマニアックな部分にフォーカスして、肝心の「誰の何を解決するのか?」という視点が抜けてしまいやすく、その結果誰のためにもならない物を作りやすいのです。
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資金調達に奔走していた頃、500startupsやジャフコ、GCPといった超一流のVCの方々と話すと、この「誰の何を解決するのか?」と、「サービスのメリットと、ポケットからスマホを取り出す手間(コスト)を比較して、どれくらいのユーザーが使うか?」ということを徹底的に気にしていました。
この事業構築手順については、下記のYouTube動画で説明していますが、明確な「誰の何を解決するか?」のWhyを最初に決め、その次にどう実現するかの「How」を考え、その結果できたサービスが「What」になるという、三つのプロセスを経ることが、より多くの方に使ってもらう(=PMFの達成)にはとても大事なことだと思います。
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https://youtu.be/HSbNi2y3_mkStripeはオンライン決済の風景を変えました。ウェブやアプリにコードペーストすれば、誰でも簡単にカード決済や電子マネー決済ができるようになります。
レポーティング機能も充実しています。売り上げやトランザクションが一目でわかる。会計ソフトなどいろいろなソリューションとの接続も簡単です。
ペイパルはStripeに対抗するため、Braintreeという会社を買収しました。そこにいま、米国の個人間送金に欠かせないVenmoがぶら下がっていたのです。思わぬ幸運でした。
Stripeの強みは、継続して機能を拡張し続けていること。そして開発者コミュニティを大切にしていること。ドキュメントが充実していることです。