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菅氏「不妊治療に保険適用」 自民党総裁選演説会

日本経済新聞
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    妊娠、不妊治療、緊急避妊、各種予防、補聴器など、馴染み深い医療も、保険適応されてない例は少なくありません。もちろんすべて必要だとは思いませんが、様々な理由で保険適応が進まなかったものが政治的な発言で一気に進んでいく可能性を感じました。

    今回の例で言うと、標準化という意味でもメリットは大きいはずです。保険適応されているものであれば、一定の価格でエビデンスが担保された治療が受けられるようになります。法外な価格でエビデンスの怪しい治療に騙されるリスクは低くなります。もちろん、先進医療の保険適応はやや遅れますが、それは他の疾患でも同じことであり、治療として考えるのであれば、効果、副作用など、きちんとした治験を踏まえて、保険適応されるべきものです。また医療保険なのか、介護保険なのか、行政事業なのか、きちんと棲み分けいくことも大切です。

    動かなかった問題が政治が一歩を踏み出すことの大きさを感じました。個人的には大変良いことだと思っています。


注目のコメント

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    Daddy Support協会 代表理事 産業医・産婦人科医・医療ジャーナリスト

    歓迎すべきですが、難しい話です。

    不妊治療は本当に「ブラックボックス」の要素が強いです。何をすれば上手くいくのか、何が上手く行かないのか、患者の背景や年齢によっても違いすぎますし、不妊の原因の多くが未だに「原因不明」です。

    その中で保険適応するには、
    『どういう「病名」でどの「治療・検査」が適応になるのか』
    という難しい話に「画一された指標」を設定せなばなりません。
    また『「不妊」の定義をどうするのか』も考えなくてはなりません。
    どのくらいの不妊期間があれば不妊なのか、顕微受精や人工授精といった方法が適応される条件は何か、について保険的な定めが必要になります。
    これが画一化されるのは、治療が明確になるというメリットもありますが、逆に言えば保険外の治療はできなくなり、「高齢だから早めに人工授精などにstep-upしよう」などという提案が難しくなる危険性もあります。

    更に、保険には常に「診療報酬」という枷がついて回りますから、診療報酬で認められない治療は常に保険適応外になります。
    日進月歩の不妊治療で、新しい治療が出てきても、国が承認するまでは自費でするか、諦めるかしかないのです。

    そういうリスクも見た上で、議論する必要がある問題です。単に「保険適応で自己負担が減る」だけではないのに注意が必要です。

    個人的には、保険でできる範囲は可能な限り広げつつ、自由診療との混合診療を一定の範囲で認めるのが良いと考えます。特に今ある助成金制度の活用の方が、自由度を制限しないので良いのではないでしょうか。


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    みずほFG 執行役、東京大学(駒場) 運営諮問会議委員、日本学術振興会 男女共同参画推進アドバイザー

    この政策は歓迎です。遅すぎたくらいです。当事者になったことがなければ、不妊治療の負担の重さ(時間的・金銭的負担、身体的・精神的苦痛)は分からないと思います。
    導入にあたってはクリアすべき課題がいくつもあります。ひとつは、対象者の年齢制限です。体外受精の場合、フランスでは42歳以下の女性は4回の治療まで費用の全額、ドイツでは40歳以下の女性について3回まで半額が保険でカバーされるそうです。残念ながら、卵子が老化すれば成功確率も落ちます。予算に限りがあることを考えれば、対象者をある程度制限するのは、仕方のないことかもしれません。

    また、不妊治療の専門病院をうたっていても、技術はピンキリです。保険適用となれば、看板をかけかえる病院もあらわれることでしょうが、どこもかしこも加藤レディスクリニックのような技術(胚盤胞にまで持っていける培養技術を含め)やセントマザーのような経験値があるわけではありません。正しい情報が得られなければ、自分に合わない治療を繰り返すことにもなりかねません。

    また高齢の妊娠は、リスクも多いです。私自身も成育医療研究センターで羊水検査もしましたし、後期に妊娠高血圧症(妊娠中毒症)にかかって緊急入院もしました。母体にとっても、胎児にとっても、リスクは増します。なので、妊娠・出産の身体的適齢期がいつなのかということを、学校でもっと積極的に教えるべきだとも思います。40代以上で出産ができることの方が稀ですし、その裏側には大変な努力があることが少なくないのです。

    ともあれ、「不妊治療に保険適用」は歓迎です。
    実現を切望している人は非常に多いと思います。


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    産婦人科専門医 医学博士

    《追記》
    一番大事なのは、

    若いうちに出産できるようにするには

    という議論。

    不妊治療の保険適応は、分かりやすいですけど、
    少子化対策、という目的であれば、
    効果は乏しいと思います。

    保育や教育の負担の問題や、
    妊娠してすみません、と職場でいわねばならない社会の雰囲気を変えていかないと。

    なるべく前向きに捉えようと思い昨日は控えましたが、
    やはり大事なことなので追記しました。(追記ここまで)


    不妊治療と一言で括れるほど単純ではないので、実現するためにはかなりの議論を要すると思いますが、
    実際、経済的な面で治療を諦めている方も少なくないので、なんかしらの形で補助が増えて欲しいと思います。


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