ピレネー2日目のツール・ド・フランス2020第9ステージはポガチャルが制し、ログリッチが総合首位
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ツール・ド・フランス第9ステージは前日に続くピレネー山脈の厳しい山岳コース。スタート直後から凄まじい高速レースの展開に「最後まで持つんかいな??」と心配になりました。
さすがに山岳コースは荒れますね。
総合優勝争いで前日までトップに立っていたアダム・イエーツがメイン集団から峠で千切られ、圧倒的なチーム力を持つユンボとイネオスがそれぞれのエース、ログリッチとベルナルが強力なアシスト陣に守られて同時フィニッシュ。
これで総合優勝争いは1位がログリッチ、2位がディフェンディングチャンピオンのベルナル、3位と4位がフランスのマルタンとバルデ。
総合優勝はログリッチが濃厚のような気もしますが、ベルナルもまだわかりませんね。マルタンとバルデはたぶん無理。可能性があるのは、末恐ろしいというか今恐ろしい21歳のポガチャル。
ログリッチとポガチャルは今回のツールに出場している2人しかいないスロベニア選手。この2人のスロベニア勢が今年のツールでは最後までレースを盛り上げてくれそうです。
今日は休息日。休息日とはいえバスク地方からボルドーの北まで500kmを移動するため単なる「移動日」といった感じです。しっかり休んでまた明日から熱戦を展開してくれることを期待しています。ヒルシには最後まで粘って逃げ切りで勝たせてあげたかった。アラフィリップにスプリントで負けたステージに続き、2回目のスプリント負け。でもこれからまだまだ可能性あるから頑張ってほしい。
ログリッチはドーフィネの時の方が無双感があった。ベルナルは少しずつ調子上向いているのがわかるので、後半ではベルナルが山岳でタイムを奪い、シャンゼリゼ前のタイムトライアルでログリッチが逆転を狙う展開になるというのが今の予想。