シノバック、自社開発ワクチンを従業員と家族に投与=CEO
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シノバックのワクチンは新型コロナウイルスその物に対して病原性を失わせる処理をした不活化ワクチンです。7月から9000人を対象としたphase 3の治験がブラジルで、翌月からはインドネシアで行われています。そして7月からは中国国内で限定的かつ緊急的使用に関しては承認がすでにおりています。
不活化ワクチンは核酸ワクチンと比較して開発に時間がかかり、現在最終治験にのっているのは中国由来のワクチンのみです。シノバックは1月末には開発を開始したとのこと。大量生産の準備はすでに開始されており、対外的には2021年3月までに4000万回分のワクチンがインドネシアに供給される見込みです。
参考
https://www.nytimes.com/interactive/2020/science/coronavirus-vaccine-tracker.htmlロシア、中国内ではカンシノ、シノバックと、限定承認はこれで3例目となります。
重要な共通点は、いずれも、あらゆる治療薬やワクチンが通常であれば通過する第三相試験を通過せぬまま承認を受けているという点です。
ここには国際的な非難があって然るべきであり、このような利己的事例が増えれば増えるほど、倫理的リスクが増加し、長期的な反ワクチンの動きにつながるリスクも高まります。ここまでアグレッシブな対応はすごいですね。しかも従業員と家族はどこまで自分の意思が通るのか。phase3の意味を改めて問う必要があるのでしょうか?自分だったらまだ投与されたくない段階。。。