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新型コロナ BCG仮説の現在 予防効果は証明されたのか?(忽那賢志)

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  • 日本鋼管病院 呼吸器内科 呼吸器内科医 | 医学博士

    【BCGワクチン】

    本来は乳幼児期にBCGワクチンを接種し、結核の発症や重篤な病態を予防することが目的です。

    BCGを接種している国に死亡者が少なかったり、BCG接種群に重症が少なかったり‥という報告がありますが、まだ研究の域を超えません。今後の研究結果に期待されますが、本来打つべき子ども達が打てない事態だけは避ける必要があります。


  • 医療法人社団 WILL COMMONS 理事長

    BCG以外のワクチンでも新型コロナウイルス感染症の罹患率に対する報告があります。

    アメリカで、過去5年の間にワクチン接種を受けた人とそうでない人を比べると、受けた人たちのほうが新型コロナウイルス感染率が低いという報告です。

    特にポリオワクチン、ヒブワクチン、水痘ワクチン、肺炎球菌ワクチン(PCV13)、老人用インフルエンザワクチン(アメリカで65歳以上の人に使われているもの)、A型B型肝炎ワクチンを過去5年以内に受けた人は、新型コロナの感染率が2割から4割程度低下したとのことです。

    しかし、どのワクチンでもよいのではなく、ジフテリアワクチン、普通のインフルエンザワクチン、HPVワクチン、ロタウイルスワクチンなどでは差がなかったということでした。

    このように訓練免疫に存在は理解できます。


  • デス・カフェ@東京主催

    現状は予防効果はあるかもしれないし、ないかもしれない。忽那さんのお話はそう読み取れました

    本当にBCG仮説が「仮説」の域を出て効果が証明されれば、わたし達にとっては大きな安心材料になるかもしれません

    引き続きの研究結果を待ちたいです


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