NY株急落、807ドル安 米景気回復遅れ懸念
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ダウは-2.8%でしたが、S&P500が-3.5%、ナスダックが-5.0%と、より下げが厳しかったです。ハイテクの下げがメインで、エヌビディアが-9.3%、アップルが-8.0%… テスラ株はこの3日で18%の下落で、1日に発表した増資の希薄化影響をはるかに上回る下げとなっています。
高値警戒からの調整との見方が多いですが、今日もう一つ目をひいた指数は、昨晩の新規失業保険申請者数。もちろん下がってはいるのですが、季節調整方法の変更が主因で、季調前ベースでは、カリフォルニア 州などで増加しています。
恐怖指数と言われるVIX指数も6月のレベルまで急上昇しています。
それでも、調整後には再度上昇に転じそうですが、政府の支援策も先が見えてきただけに、徐々に警戒感は増していくかもしれません。>新型コロナウイルス感染拡大で停滞した米景気の回復が遅れるとの懸念が強まり、売りが膨らんだ。
理由はこじ付けで、これまで一本調子で上がってきた株価の利益確定の意味合いが強いと思います。日本の市場もコロナ前に株価が戻ったし、確かに一服必要って感じでしたので。大統領選挙を控え、この先いくつか利益確定の節目はあるかもしれません。まもなく始まるクリスマス商戦の行方、その前の感謝祭明けブラックフライデー、翌週のサイバーマンデーの消費動向も注目です。
衣料品などこの時期に1年の3分の1くらい買い込むアメリカ人も少なくなく、コロナ禍の中ではオンライン購入がさらに増えるのではないでしょうか。
その意味では物流がさらに滞ることも予想され、クリスマスプレゼントが年明けに届くことも考えられます。