銀行間手数料、来春にも新方式に 40年固定、コストに応じ徴収
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個人ベースではLineなど全銀協を使わない決済方法はいくらでもあるが、企業の給与振り込みや企業間の決済は全銀協ベースが多い。
銀行の独占状態だった全銀協システムがフィンテックにも解放されることにもなったので競争原理も働き手数料は下がっていくでしょう。実務面ではフィンテックが決済用に日銀に口座を持てるのか、システムへの接続の条件などの点が残っている。
そんな議論をしているうちにブロックチェーンを使った送金によって全銀協システム自体が不要になる気もしますが。。先日は個人間の振り込み手数料の引き下げに向けて、大手銀行が連携を発表していましたね。
ブロックチェーンを活用した国際送金、証券決済であったり、給与支払いのデジタルマネーでの支払いが認められたりもする中で、手数料ビジネスを中心とした収益モデルからどう脱却するのか、今後の銀行の存在意義に関わりますね。
金融は1970年代からIT化に取り組んでいて、ITは重要な経営資源ですが、堅牢性や高度な可用性を誇る半面、柔軟性に乏しく、維持管理や制度対応に多大なコストと時間が必要です。その結果、本来イノベーションの手段として利用されるべきITが、むしろイノベーションを阻害する一因となってしまっている側面もある気がします。
例えば、アメリカの銀行の金融ITは、システム間の連動が少ない疎結合で、システムの一部の変更が全体に影響しないので、変化への対応が比較的柔軟に可能だったりします。
現在では主流とは言えない技術に依存するコストを節約して、新しい技術体系を活用することも、ビジネスモデル転換の重要なポイントになると思っています。