丸紅、つかめ世界の胃袋 巣ごもりやエシカルに対応

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注目のコメント

• 宇田川 元一

  埼玉大学経済経営系大学院 准教授

  ・2020年09月03日

  バフェットが日本の商社に投資を始めた、というニュースが先日報じられましたが、確かに最近の商社の動きを見ていると、彼らが目覚めつつあることを感じています。
  ここで出てくることは、商社の既存のチャネルの変化へ対応する機動力の高さですが、最近では商社自らがビジネスを次々と作り出そうとしています。
  例えば少し前になりますが、三菱商事と野村不動産のホーチミンのスマートシティ計画（ https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2020/html/0000039137.html ）などもそうで、こうして新しい領域を開拓し、そのプラットフォームになろうという動きや、スタートアップ企業のように新規領域での事業を展開する動きも見られます。
  この背後にはおそらく地道な人材育成とイノベーション推進支援があるのではないかと想像していますが、だんだんそれが結実してきているように思うのです。
  他の業種では、まだそうしたことに着手できていない企業も少なくないですが、戦略を持って地に足のついた変革に取り組み続けることが重要だと言えます。