地銀構想「3、4行と合意近い」=関西を国際金融センターに―北尾SBI社長
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注目のコメント
第4のメガバンク構想は、M&Aやデジタルアセット分野で新たなにビジネスを創出していくというビジョンがこれまでの経費削減を主とした銀行間の合併などとは異なる点でしょう。コロナ禍での国内旅行やリモートワークで地方の魅力が再定義される中で各銀行のネットワークを活かしてM&Aなどを通じて新たな業態を作ることを後押しして欲しいです。
一方で地方創生のアドバイザーなどとの差別化も重要で、銀行であるからには情報を基に融資や出資などの「実弾」を使ってソリューションを提供していくことが求められると思います。
現場で課題があるとすると情報の共有方法と各地銀とのビジネスとの取り合い(カニバリゼーション)でしょうか。ナイーブな香港への同情論を横において
香港から国際金融都市としての地位を獲りにいく
という発言は北尾さんならでは。したたかだ。
これにはわれわれが忘れてはいけない金融の厳しい
現実がある。それは認めるべき。日本は、今の状況を
うまく使わなければならない、という冷静な判断は必要。
他方、地銀を束にすれば何かが解決するという発想は、
そのまま真に受けるべきではないだろう。4行への資本参加を決めた段階で「あわせて10行程度」との発言があったので、「3,4行と合意近い」は増えたのか減ったのかモメンタムが不明。
金融機能強化法が資本注入について緩和的に期限延長されたので、そちらのオプションに傾いた地銀もある可能性はある。