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ビジョンというのは経営にとっても社員にとっても、業績が悪いときに本当に問われる踏み絵のようなものですし、これまでどれだけ共有できていたかという通信簿のベースでもあります。出前館の中村会長もおっしゃっていましたが、苦しいときに残る社員こそが本当に大切な人材だとすれば、苦境は次のフェーズに行くときの必要条件ともいえると思いました。
人との出会いが自分を非連続に成長させてくれるというご意見に共感します。

私もアドバイザー側にいた時を振り返ってみると、ビジョンやミッションの重要性を理解できていなかったと思います。
当事者となった今、カルチャーの浸透と定着と同様に、その重要性を実感しています。
ラクスルのCMO(最高マーケティング責任者)・田部正樹氏の連載第3回です。
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新卒で丸井グループに入社し、テイクアンドギヴ・ニーズで事業戦略とマーケティングの責任者を務めて成果を上げた実績から、2014年にネット印刷・集客支援のプラットフォーム「ラクスル」を手掛けるラクスルに入社。

CMOの田部正樹氏は、約50億円のマーケティング費用を投資し、5年で売上高を約25倍に伸ばした。「マーケターではなく、マーケティングが得意な経営者に近い」と自称する田部氏は何者なのか。

大学時代は渋谷のバーの雇われ店長をしていた。「顔が怖い、ただのチャラチャラした人間だった」と語る田部氏の仕事ヒストリーを追いながら、事業を伸ばす独自の哲学を紹介する。(全7回)

■第1回 5年で売上高25倍に伸ばしたマーケティング
■第2回 丸井で不遇な新人時代、ゴスロリ館でPDCAを回す
■第3回 業績悪化、退職者続出、最後に信じられるもの
■第4回 ただのマーケターから卒業、経営者の自覚を持つ
■第5回 成功しても失敗しても、その理由を説明できるか
■第6回 自分の感性をあまり大事にしないほうがいい
■第7回 トレードオフを意識。何かをやれば、何かを失う
今回も非常に興味深い内容でした。
マイクロソフトのCEOサティア・ナデラの書いた『Hit Refresh』という本の中に、マイクロソフトの変革をする上で、「会社の魂が大切なんだ。Appleには魂があるけれど、我社とは違う。我々はマイクロソフトなんだ」と気がつくエピソードがあります。
多くの企業の変革を見ていると、ビジネスとして成功させたい(収益を上げたい)という観点のみが語られ、だからうまく行っている会社のようにしたい、というベンチマーク的な発想に陥りがちです。しかし、それは、魂がある企業なのかというと全くそうではありません。だから、結局、ユニークネスが出てこない。そうなると、何かの壁にぶつかるとすぐに消耗戦に突入してしまいます。結果パフォーマンスも上がらず、余計に同じようなことを繰り返す悪循環になります。
田部さんがご経験されたことは、その身を持ってそのことのリアリティを感じられたということ、そして、そこから再生されたということだと思いました。
業績悪化の苦しいタイミングがくると退職や摩擦が増えてきます。
社長の、そして会社のビジョンやミッションを、幹部が相互に共有している信頼関係が乗り越えるための必須条件や原動力になるものと思います。
その意味では、文中の美濃部さん始めテイクアンドギヴ・ニーズはとても良いマネジメントチームだったのですね。なんて羨ましい。その出会いや考え方に共感して自らのものにされた田部さんも間違いなく素晴らしい方ですね。
「その仕事に魂を込めているのか」と詰めてくる、いい上司との出会い。
読んでるこちらも、清々しい気持ちになります。

量を担保しないと質に転化しない、もっと働きたいという若手の思いをどう実現するかは、いま多くの企業が抱える悩み。
ここにもビジネスチャンスが。
この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。