1つのキッチンで5つのブランド ファミレス新戦略
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この展開は、デリバリーで最も実施しやすい業態です。
イートインスペースを削減(ゼロにする事も)し、その分キッチンスペースを取る事で他種のメニューに対応できるようになります。弊社では、2in1と呼んでいます。
但し、商品数を増やせば良いというものではなく、1つ1つのブランドでしっかりメニュー開発をしないと、顧客支持が得られませんので、より商品力を問われる手法でもあります。最近は同一住所ながら、UBER EATS上などで複数のブランドの出店するスタイルがあたりまえになりつつありますね。まるでTwitterでアカウントを増やすような感覚で新規出店ができるのでおもしろいです。
ただ、バーチャルとリアルの違いで、かつ常に首を絞めてくるのは「原価」。この事業モデルではただブランド名を増やせばいいというわけではなく、どう効率的に同一の原材料を違った料理に仕上げていくのか、というところも非常に重要な着目点になりそうです。ファミレスはセントラルキッチンが出来てから劇的に経済性が変わりましたが、複数業態でも一つのキッチンで良くなるというのは経済性的にはイノベーションですね。
一方で、以前も書きましたが、業態開発がWebページを作ればできてしまうので、一つのキッチンだけど、複数のサイトを持って複数の「専門店」という見せ方をする(例えば唐揚げ専門店、トンカツ専門店、サラダ専門店など)という手法もあるようで裏を知ると心情的にはモヤモヤする一方で美味しければよいのでは、という気もします。そうなると一層、味の評価をちゃんとする食べログ的なプラットフォームが個人的には欲しくなります。Uber Eatsの評価は当てにならないので、必ず食べログで参照していますがデリバリー専門だと当然口コミが少なく判断がつかないので