「マイナポイント」スタート キャッシュレスでポイント還元
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PwCの「Global Consumer Insights Survey 2019」 調査によると、東南アジアでのキャッシュレス比率(モバイルキャッシュレス決済)は、最も高い中国の86%から現時点ではまだ低いマレーシアでも40%(2019年時点)と高い浸透度となっています。ベトナムでは2018年から2019年にかけて37%から61%まで僅か1年で上昇しています。過去にインドネシアのキャッシュレスの現状を調査した際、多数の電子マネーが乱立していましたがベトナムも同じような状況であるようです。とはいえ、この急速な普及率はすごい。
一方、日本のキャッシュレス比率は約24%(2018年時点)と、まだまだ低い現状にあります。2017年から2018年という1年間の伸びも僅か2.8ポイントに留まっています。
今回、マイナポイントとの紐づけによるキャッシュレス促進、とのことですが、これは中国の芝麻信用のように信用スコアであったり、購買行動と連動した分析などに活用されていくのでしょうか?
データ利活用(の前の段階のデータ化や収集)で遅れをとっている日本ですが、今回の取り組みで描いているBig Picutreが気になります。
(参照レポート:https://www.pwc.com/gx/en/consumer-markets/consumer-insights-survey/2019/report.pdf)感覚的にですが、キャッシュレスをモバイルペイメントで始めた若年層は、PayPayやLINEPAYなど支払った瞬間に直接還元されるパターンに慣れすぎて、ポイントが別のポイントになって還元されるスキーム自体に違和感を感じてしまうような気がしています。
その背景にあるのは、周りの友人が最近急にTポイント、アトレポイントなどを持つ/貯めなくなっている点です。モバイルペイメントの還元率が良いイメージが強すぎて、他のポイントに見向きもしなくなったのか、それとも世代間で急激にポイントに対する認知が変わったのか。とても気になります。早速マイナポイントをコンビニで登録し、使ってみました。
当初のウェブサイトでの登録に比べて、コンビニの手続きは相当簡単でした。が、周知が足りないのは事実。
某コンビニでは、ポスターが目立たないのに加え、そのコンビニの系列のカードしか紐付けできないかのようにも見えました… やり方に一瞬戸惑って店員の方に聞いても、回答は得られませんでした…
相当工夫していると察しますが、もう一段、広い意味でのUXが望まれると思います。