コロナ禍、地銀の優勝劣敗につながる可能性=金融庁監督局長
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新型コロナのための支援策で、お金が金融市場にじゃぶじゃぶに溢れているのが現状です。そのため地銀は融資してはいけない先にも、物凄い勢いで融資をしています。この影響は、今ではなく、数年後に顕在化します。
コロナ後の2-3年で、資金が枯渇して倒産する融資先の企業が溢れ始め、地銀のバランスシートが急激に悪化することが予想されます。経営難に陥った地銀は、他の金融機関や異業種に吸収され、地銀の数が大幅に減っていくのは間違いないです。
注目のコメント
コロナ禍が地銀の存在意義のフィルターとなるだろうという点は同意。
銀行は「雨の日に傘を貸す」という使命と「貸さぬも親切」という使命も併せ持つため、コロナという豪雨がこの微妙な舵取りを地銀に迫ることになるだろう。
単純な財務分析では計り知れない事業価値、コロナ禍による一過性の原因なのか構造的ものなのかの判断こそ銀行の付加価値だと思う。地銀はぼんやりした横並びでは地域経済に付加価値を提供できない。そのことを金融庁が明確に認識しているというメッセージだと受け止めた。単なる従来型の金融サービスの提供だけでは、やがて一つのネット銀行があれば良いということになる。地域に拠点を持って人を抱える地域金融機関は、それぞれが依拠する地域に金融というツールを活用して何ができるか、が問われる。これは「巨大なネット銀行」が提供することが容易ではない価値。それを深堀することで、場合によってはファンドに近い性質も備えた新しい金融業態に転換することで、成長する可能性があると思う。単なる統合を重ねても、根本的な問題の解決にはならない。従来の枠に縛られない発想で、当局とも活発な議論を重ねて、次のステージに進んでいって欲しいと思う。