新形コロナ 重症化しやすい人は? 肥満、男性、糖尿病、喘息などそれぞれのリスクについて
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これまでの文献的な裏付けをもとに、COVIDの死亡リスクや重症化リスクについてキレイにまとめられた記事です。
重症化というと年齢ばかりに焦点を当てられがちですが、肥満や高血圧、喘息といった比較的若い方にもありふれた病気も重症化リスクとなりうることを記事を通して再確認いただければと思います。
また、喫煙や肥満など、今からでも自分の力で変えられるリスクがあることにも注目です。それだけ高齢者に偏った病気。また基礎疾患があるかないかでも大きく違う。その主旨自体は支持します。
ただその上で2点 気になる点があります。
▶1点目、日本ではなくCDC(アメリカ)のデータであること。日本とアメリカでは傾向が少し違うはず・・。なぜ日本の死者数(年代別)が報告されているにも関わらずアメリカのデータを使うのでしょう??アメリカの方がデータが多いでしょうが日本のデータを使う方が日本の皆さんに伝えるには良いデータだと思います。
知っている人もいると思いますが日本では20代で死んだのは28歳だったかの持病ありのお相撲さんただ1人です。10代以下では死亡者が出ていません。
▶2点目。高齢者にハイリスクであることは間違いないですが、与える印象は『どの年代を基準にするか?』で変わってきます。日本では1人しか死んでいない18〜29歳を基準にするのと40代を基準にするのでは印象がずいぶんと違うはずです。
◆18〜29歳:1倍、85歳以上:630倍。
0〜4歳:9倍低い(1/9という意味だろう)
◆40〜49歳を基準にする・・・1倍。
85歳以上:63倍。0〜4歳:90倍低い(たぶん1/90)
※正しい・間違っているではなく、同じデータでも印象が違うという話です。初めに、中国やイタリアから死亡者の平均年齢や基礎疾患の有無に関するデータが上がってきていましたが、そのときと傾向は変わっていない。
けれど、ニューヨークで広がり始めたとき、やたらと若者も重症化すると煽られていたが、あれは何だったんだろうか?
それまでのデータを見ていれば、むしろニューヨークの若者は、どうしてそんなに不健康なのか、という問いを立てるのが自然だと思ったのだが。
結局、あの煽り記事に便乗して、恐怖を煽っていた専門家たちも、何事もなかったかのようにしている。
恐怖を煽るのではなく、肥満や糖尿にならないよう、若い人も健康な生活習慣を身につけましょうというポジティブな呼びかけをしていただきたい。