ワークマン独り勝ちの裏に潜む、競合がマネできない「戦略ストーリー」とは
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ワークマン絶好調に関する楠木先生の解説がわかりやすい。徹底した機能性追及の製品構成は自明だが、なぜ他社に真似できないか。
高速回転が基本の世界で本質的な機能軸の商品開発にコミットし5-10年同じ商品を売り続けて、在庫余り等のリスクを徹底排除。データを活用した自動発注の仕組みをいれ、フランチャイズ経営の負担を大幅に削減。店舗の標準化を徹底し、顧客にとってのわかりやすさやフランチャイズ店舗の管理をシンプルにする。
顧客価値を産み出している強みを保管するために、さまざまなオペレーション戦略が有機的に噛み合っているのが印象的。完全に私の価値観です。
日本人のインナーはイトーヨーカドーなどGMSの独壇場でした。安くて素材がいい、けどダサい、と言うもの。それがユニクロのヒートテックやエアリズムによって凄まじく素材が良い、かつ、ダサくない、それでいてお得、に変わりました。
そして素材の良さは高価なスポーツブランドの市場を奪いました。ゴルフ、ランニング、アウトドア、など。値下げなし、インナーだからデザインはあるけどファッション性はあまりない。さらには高機能なアウターまで出してきた。安い。ゴルフブランドやアウトドアブランドの雨風を防ぐアウターは軽く数万円します。でもユニクロは1万円程度で全く雨や風を通さない。
さらにその市場にワークマンがなだれ込んできた。この分野では唯一ユニクロに競合しうる存在だと思います。いやすでに私のスポーツ系衣類にはしっかりと食い込み始めています。むしろアウターはワークマンの方が分が良い。バイクで走っても寒くないし濡れない
あとはアウターなのでダサいのだけは困る。インナーは競合してるけど、アウターはユニクロのようにシンプルでロゴはなしにしてもらいたい。これだとまだゴルフや山登りには来て行けない。ワークマンのアウターでシンプルなデザイン待っていますよ。ワークマンが導入している需要予測型の自動発注システムは、もともと関西圏のスーパーマーケットが多く導入しているもので、アパレル向けに開発されたものではありません。このシステムを開発した会社にも話を聞いたことがありますが、アパレルなどの顧客は他にいないそうです。
そういった、業界の常識といったものにとらわれずに良いものを追求する姿勢が今の業績にもつながっているように思います。