【直言】成功したければ「カスタマーサービス」をあなどるな
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24日に新規上場を果たしたハードウェアメーカーのアンカー。興奮冷めやらぬうちに、創業者のスティーブン氏にインタビューすることができました。上場当日は1時間だけお祝いして、その後すぐにそれぞれの仕事場に戻っていったそうです。
アンカーはどのエピソードの根幹にも「お客様の声」があります。以前日本法人の担当者の方に取材をさせていただいた際には、Amazonレビューの「☆☆☆（3）」よりも「☆（1）」のほうが大切だとも言われました。重要な指摘がレビューに鏤められているからです。
Amazonベーシックとの比較にも納得です。上場の速報ニュースのPickコメントを見ていても、NPのユーザーはプロダクトを吟味して選ぶのでアンカーファンが多いように思えました。
グローバル中国企業というと、今はどうしても米中関係が気がかりです。「電池」が政争の具となってしまう日が来ないことを願って、今後もアンカーの新しい製品を楽しみにしたいです。その通り、としか言いようがない。
多くの企業が「顧客第一」と言っていますが、私からすれば、実際に顧客を第一に考えている企業はほとんどありません。
こうした言葉はいろいろな経営者から何度聞いたかわからない。あたりまえのことが、なぜできないのか（できなくなってしまうのか）。だから「戦略は死んだ」なんて言われてしまうんだろうけど。未だに中国/中国企業に対して古い認識を持っている方が多いのですが、ヤン氏のように海外で留学して仕事し、「グローバルなビジネスの中で最適な場所としてこの瞬間中国を選んだだけ」で非常にグローバルマインドが強く、世界を相対的に見ている起業家が沢山います。
人や企業を単に国に結びつける時代はもう過ぎていると思うのですが、今の世界の分断は非常に残念。
