エアコン「2050年までに約3倍増」問題の深刻度 猛暑に必須、世界でも需要増で環境に懸念
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エアコンの省エネ性能はどんどん進化していますが、人口増加や途上国の発展よる需要の伸びが大きく、稼働台数が増えることによって総合的にみると環境負荷が今よりも増えるだろうということですね。冷蔵庫にも同様のことが言えると思いますが、これは製造メーカーにとってはチャンスでもあります。
国連の『Cooling Emissions and Policy Synthesis Report』によると、エネルギー効率が高いエアコンに切り替えれば、40年間で2018年に世界が排出した温室効果ガスの4~8年分の温室効果ガスを削減できるといいます。しかし、現在の状況では不十分で、省エネ効率の良い優れた機器が世界中で選択される必要があると指摘されています。
こうした求めに応じて、日本の省エネ性能に優れたエアコンを世界へ販売することが見込めるのはもちろん、二国間クレジット制度(JCM)を用いて途上国へ優れた空調技術を普及させ、日本の実際の排出量からクレジット分を差し引くような活動についても期待ができます。(一部、既にダイキンがプロジェクトとしてチャレンジしています。)
また、記事にもありますが、エアコンや冷蔵庫はサブスクとの親和性も高く、新たな形態のビジネスチャンスも見込めると思います。サブスクビジネスでは、事業者が古い機器を適正に回収リサイクルすることができるので、途上国でインフォーマルセクター(不適正処理業者)などによりフロンや代替フロン(温室効果ガス)が大気放出されることを防ぐことにも繋がります。珠海格力電器有限公司はドンピシャで先読み当たっているなあという印象です.
熱は最終公害だったりして.
The Future of Coolingは僕の研究で毎日のように引用させてもらっている文献です.映像装置ならぬ,空調装置が一人一台時代になりつつあります.冷やすということは,どこかを暖めるということ.