ITベンチャー渋谷撤退「オフィス賃料下落」の大変動 | 週刊エコノミスト・トップストーリー | エコノミスト編集部 | 毎日新聞「経済プレミア」
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不動産価格の下落に繋がるとまでは言えないでしょうが、テレワークなどがこれまで以上に拡大していくとするとオフィスビル業界に動きは出ます。
一方で個人の自宅などの価格や地方不動産価格、またそれに伴う交通インフラなどこれまで一定の安定があった業界にもその余波は現れます。
難しいのは、都心一曲集中だったからこそ価格設定がある種容易であったものの、今後はその分散化で人口集積地が読めないことから、どこなら一定の儲けを出せるかも未だ読み切れないと言うことでしょうか。渋谷の動きは飛び抜けて早い。それだけ意思決定を早くできる会社が多く入居していたということか。もしくは、コロナの影響をモロに受ける会社が多かったのか。どちらかと言えば前者だと思います。事業種別にもよると思いますが、在宅勤務の功罪を見極めるにはまだ期間が短く、オフィス不要に舵を切るには、個人的にはまだ早いと思っています。