コロナ治療薬の試験開始 英アストラゼネカ
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記事が取り上げている治療薬は、「モノクローナル抗体」と呼ばれる薬です。
一度感染した人の血液の中にある抗体を調べ、そのうちウイルスの増殖を抑える働きがあると確認できた抗体を選別して、薬として増やしたものです。
「モノ」には「単一の、一つの」という意味があり、「クローナル」には「同じ特徴を持つ集合」の意味があります。このような語源から、一種類の抗体だけを大量生産したものを「モノクローナル抗体」と呼びます。
このアストラゼネカの抗体製剤は、米国バンダービルト大学が作製したもので、すでに、細胞レベルの実験や、動物での研究が済んでおり、新型コロナウイルスへの効果が確認されています。(なお、この製剤は正確には2種のモノクローナル抗体を混ぜて作製したもののようです。)
このため、次のステップとして、ヒトへの試験が開始されました。治療や暴露後予防などでの活躍が期待される薬剤です。アストラゼネカの実験が仮に想定外で遅れると、6000万人分のコロナワクチンを契約した日本の株価にも影響でちゃうんだよな‥
無事に成功するといいね。