LINEとヤフー統合 合弁会社名は「Aホールディングス」
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一見これは既存サービスを加算して規模拡大させている話に見えて、その実はそれを遥かに超えるインパクトを持った内容と思います。
Lineは国内に8,000万人を超えるユーザーを抱えている。一方豊富なサービスを抱えたYahooの利用者は6,000万人超。
ネーミングに注目したコメントが多いですが、この話の本質は恐らく、日本国民に関するビッグデータが形成されていることにある思います。未だに進展がもたついているマイナンバーを大きく超えるかも知れないデータプラットフォームです。
Aホールディングスは裏で、日本国民の多くをカバーする両者データを重ねて、さらに日本人の属性や行動を正確に分析できるようになり、それを元に今後のビジネス展開をさらに高精度に考えられる基盤を作ったということになります。
一時期のTポイントとは比べ物にならないものです。
デジタルマーケティングに関わった人なら、Web上の行動や属性データが積み重なっていくことで、データ精度が上がり、価値も上がっていくことを身に感じて分かることと思います。
Yahooはメアド数などユーザー規模は大きくても、そこから得られる属性・行動データの精度がイマイチでした。その点GoogleやFacebookは規模はもちろん精度もより上です。
でもそこにDAU、MAUが優れているLINEのユーザーやテキストデータを加えることで、ZOZOやアスクル、ヤフオク、Pay Payはもちろん、今後新たなビジネスを展開する際に、一人一人の日本人の属性・行動の先を読んで動けるようになります。
ただ孫さんは、日本人に関するビッグデータはこの両者ではまだ完成せず、恐らくさらにデータの範囲と精度を上げるための買収を考えるように思えます。例えば、決済サービスで難航しているメルカリや収益性に悩んでいる金融機関をAホールディングスに取り込んで、生活スタイルや収支状況もデータで捉えて紐づけて見えるようにするなど。
そのうち、そのビッグデータは「実質的に」マイナンバーを遥かに超えたデータ基盤になっていくような気がします。
願わくば、日本以外にも範囲を拡大しているLINEをベースに日本を大きく超えて、GAFAに対抗したグローバルプラットフォーマーになってくれればと思います。
そうなると、気になるのは今後の楽天の戦略でしょうか。ZからAへ。
全てのデータを集約するという意気込みですかね!?
宮内さんはソフトバンク株式会社の社長もやりながら、Aホールディングスの社長もやるというのは本当にすごいですね。宮内さん、応援しております。
ペイメントの動きが注目です。
キャッシュレスの定着と、そして手数料の変化と
その先のキャッシュ手数料以外の
ビジネス開拓を考えられている事と思います。