コバルト不要のリチウムイオン電池、ついに実用化なるか:米研究チームが開発した新技術の中身
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コバルトを含まないニッケルマンガンアルミニウム酸化物(NMA)の正極材を、テキサス大学オースティン校のテキサス材料研究所の所長アルムガム・マンティラムら3名が開発したとのこと。
作り方は以下の通り。
>原料をナノレヴェルで正確に混合する特殊技術だった。具体的には、ニッケル、マンガン、アルミニウムイオンを含む溶液をポンプで反応装置(リアクター)に送り込み、金属イオンと結合しやすい別の溶液と混ぜ合わせる。
>すると、それぞれの成分が細かく混ざり合い、水酸化リチウムの働きで焼成された粉末状の金属水酸化物ができる。この粉末をカソード材として使用する
また正極材の製造する会社も設立したようです。
>カソードの商品化に向け、先ごろTexPowerという会社も設立した。
肝は原子(ナノ)レベルで正確に混合する特殊技術ですね。製造装置を作った方が良さそうに思いました。素材メーカーになるのはどうでしょうね。
追記
論文はこちらですね。
https://www.sciencedaily.com/releases/2020/07/200716101612.htm
またアルムガム・マンティラム教授は、ノーベル化学賞を取ったグットイナフ博士と同じオースティン校で、言わば同僚。
https://jp.wsj.com/articles/SB12595837096861074013304584400152275216662