【独占】LINEヘルスケアは、なぜ「炎上」したのか
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Lineヘルスケアは、ことさら医療行為ではなく、あくまで「健康相談」であると強調していますが、プライバシーを理由に相談内容を機械による確認しかしていないのに、相談内容が医療行為に言及していないと断言することはできるのでしょうか?
実際、ユーザー側としては、医師に有料(今は無料ですが)で相談しようという段階で、ある程度医学的判断を期待してしまうことは十分に考えられます。
ちなみに、厚生労働省で実施された「第8回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」にて、経済産業省大臣官房参事官は次のように述べており、Lineヘルスケアの今後のオンライン診療の可能性を否定しています。
「遠隔健康医療相談で経産省が今回LINEヘルスケアとMediplatさんと始める事業と今日御議論いただいているようなものが中途半端に絡むような形になると、逆に分かりにくいのかなと我々は考えています。今回の経産省の事業というのはチャットだけです。したがって、オンライン受診勧奨もできない。そこは明確に切り分けて別々にやるのだという形にしたほうが、国民にも医療機関の現場にもいいのかなと経産省としては考えてございます。」
https://www.mhlw.go.jp/content/000620331.pdf の27ページ下部
今は無料だから相談するのもわかりますが、本名も所属も明かさない医師(本当に医師かどうかもわからない)に、医学的判断を伴わない健康相談で30分2000円を払う人がいるのでしょうか?
医師にとっては安すぎるし、ユーザーにとっても安くないこのサービスを運営することに、どんなメリットがあるのか?是非NewsPicksさんにその真意を確認して頂きたいです。
注目のコメント
ヤラセではないかと思いたいレベルですが、
そこはさておき、
これは、オンラインだから起こりえたわけではなく、
そもそも対面診療でも言葉選びがよろしくないドクターはいるでしょうし、
ただ、オンラインやとテキストで残る、という違いかと。
信頼関係がある状態でのオンライン診療の活用は有用やと思うので、この一件でオンライン診療が下火とならないでほしいと思います。オンライン診療が本丸で、健康相談はその助走だと受け止めました。ただ、国民皆保険にもかかわらず、医療にアクセスしやすいという日本の環境を考えると、無保険の健康相談と保険診療のオンライン受診は、うまく繋がらない印象を受けます。
オンライン健康相談は、うまくワークすればいい仕組みに思います。ただ、今回は医師と患者の双方のインセンティブ設計が、少しズレているのではないでしょうか。
患者は「安くて、気軽」が魅力です。健康相談のチャネルはいろいろとあります。電話ではなく、LINEというのがここでのポイントですが、この「気軽さ」は、問診を難しくします。ぼんやりとした相談に、医師のほうが前向きになって答える必要があります。そして、3割負担の保険診療に比べて安いかといえば、微妙なところです。
医師は「働く場所を選ばない」が魅力です。しかしリアルの診療報酬と同水準の報酬を支払うのは難しいのではないでしょうか。クリニックでは時間内に患者を詰め込むことで、医師に見合った報酬を稼ぎ出そうとしています。リアルの問診ならその場でささっとできますが、それぞれのタイミングでぼんやり送られてくるLINEでは、効率よく回すのは難しそうです。
こうしたズレが、「炎上」のようなトラブルを招いたと考えます。資質の怪しい医師がまぎれこんでしまうわけです。
富裕層が自費で利用する高額サービスであれば成り立ちそうです。従来の電話相談のLINE版ですね。ただ、一般の人たちに低廉な価格で提供するのは、そもそも難しかったように思います。サービスは継続していますが、早めに次の展開に移るのではないでしょうか。LINEヘルスケアで医師が不適切な発言を行っていたというニュース。NewsPicks上でもたくさんのコメントが寄せられていました。
オンライン診療・健康相談への需要が高まっている最中で、非常に考えさせられる出来事でした。
なぜこのようなことが起きてしまったのか。医師1人の問題と片付けてしまうのではなく、プラットフォームとして何が出来るのだろうか。今後起きないようにするには、何が必要なのか。LINEヘルスケアのトップに直接、疑問を投げかけました。