音声配信アプリ「stand.fm」が5億円を調達、配信者の収益化支援プログラムを開始
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ついに音声プラットフォームにも収益化の動きが。
方式としては、YouTubeのような広告モデルと、noteのような有料番組モデルのハイブリッド。いいとこ取りでよくぞここまで実装してきたな、という印象。stand.fmの本気度が伺える。
私の番組で試算してみた。
https://stand.fm/channels/5e6f4ccd81d4e84e1f20fc54
4月から配信を開始して、約4ヶ月で日曜以外の毎日12分番組を配信してきた。完聴率は20%で計算してみる。すると・・・約200円!(キャンペーン価格)。
これを安いと見るか適切とみるか。ただ、それよりも、この価格なら、多くの配信者に最初はバンバン配り、成功事例を出せるというほうが面白そうだ。すでに資金調達もして財源は潤沢なので、数カ月はアクセルを踏みまくれる。コロナ渦でイベント収益の減ったであろうアーチストにも福音を持たす可能性がある。
stand.fmは、アーチストにもスポンサードしたり、サッカーチームの番組を招聘したりと、有料会員コンテンツを作ってくれそうな番組を集めてきた。こうした数字をもっている配信者には、相性の良さそうなサービスといえよう。
Voicy、Radiotalk、SPOON、REC.、ポッドキャスト陣営はどうでてくるか。または競合しないのか。また、いっぽうで海外でもこうした動きはあまりなく、成功しているモデルケースはSpotifyのように個別の配信者と契約するというタイプだ。Anchorが差込広告を実装しているが、それほどブレイクしているようには見えない(私は成功事例を聴いたことがない)。ただ、音声は国によって聴かれ方がかなり変わるので一概に比較はできないところだ。
いずれにせよどうやら、今年の下半期は音声メディアが熱くなりそうだ。国内のネットラジオ最大手radiko(ラジコ)の月間利用者は1000万人が視野に入り、民放の動画配信に迫る勢い(本日の日経新聞)とあるように音声配信サービスはトレンドとなっていると感じます。
このような媒体の収益構造としてはスポンサー収入がメインだと思うのですが、広告としては映像の方が分かりやすいと思うのでそのあたりの収益モデルや広告モデルをどのようにするのかが気になります。