トヨタ、小型車米国撤退へ SUVなど売れ筋に集中
コメント
注目のコメント
トヨタが付加価値向上に取り組む中で、マツダはメキシコ工場の稼働率低下に直面する。新工場負担も大きい。両社の間でどのようなやり取りがあるのか。トヨタがマツダの制裁与奪権を結果的に握る構図になっているのか、それとも公表されていないマツダ活性化策があるのか、取材を続けなければなりません。
このニュース見逃していた。確かに、米国ではヤリスとか驚くほど走っていないんですよね。売れ筋はカローラ、RAV4、カムリなどなど。。。
(以下本文抜粋)
・トヨタ自動車は米国での小型車販売から撤退
・唯一販売している小型車「ヤリス」について、委託先のマツダが6月に生産を終了。販売も在庫が無くなり次第終了
・今後、現地で売れ筋のSUVなど大型車に経営資源を集中する方針
・トヨタが米国内で販売しているヤリスのセダンとハッチバックは、資本・業務提携を結ぶマツダがメキシコ工場(グアナフアト州)で生産し、トヨタに供給していた。トヨタは2019年、米国で小型車「アクア」の販売をやめている。今回、ヤリスの販売も終えることで、トヨタが同国で販売する小型車はなくなる。
・米国ではSUVやピックアップトラックと呼ぶ大型車が人気。
・調査会社マークラインズによると、19年の米国の新車市場は1750万台で、そのうちSUVとピックアップトラックは計1126万台と全体の6割以上を占めた。原油価格の下落などを背景に、14年比(779万台)で4割以上も増えている。一方、SUVタイプを除く小型車に分類される車種の19年の販売台数は26万台と14年(46万台)から4割以上減った。
・トヨタの販売状況も同様。マークラインズによると、トヨタの19年の米国での小型車販売台数は約2万台と14年比で約6割も減ったが、SUVやピックアップトラックの販売台数は19年に約145万台と逆に14年比で5割伸ばした。
・スペースが限られる小型車は設計が難しく日本メーカーは技術力を背景に得意としてきた。日本では軽自動車とともに引き続き需要は大きいが、大型車志向の強い米国では苦戦が続いていた。
・一方、マツダのメキシコ工場はトヨタ向け生産が無くなるため稼働率維持が課題。19年の生産台数は11万6000台で、うちトヨタ向けは2万4000台だった。