【新】TikTokは、世界一になるはずだった
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TikTokをめぐっては日々新しいニュースが更新されていますが、この出来事の本質はなんなのか。中国企業、政府のロジックを知り尽くした高口さんに解説してもらいました。
ライブ番組「NewsPicks NOW!」を、編集部の取材をベースにした動画番組としてリブランドし、コンスタントにお届けしていきます。
取材、アニメーション、インタビューなどを交えながら、毎回10分程度で最新のイシューが見える解説やドキュメントを、質量ともに充実させていきます。引き続き、どうぞご贔屓に願います。高口さん、塩野さんというエキスパートの見解が交えた分かりやすい解説でした。動画のなかでも触れられていましたが、中国アプリのインドでの禁止の動きは注目点で、インドローカルアプリの台頭ももららしています。TikTokに近いサービスとしてTrellというローカルアプリの登録が10倍に伸びたと報じられています。
https://www.entrepreneur.com/article/354494
また、外資規制の改正があり、実質的に中国からの投資は厳しくなる方向です。インドのスタートアップ投資において、2強は米中。ということは、この中国の部分のお金がインドに入りにくくなることになります。その空いた分をどこが埋めるか。今年、4月〜7月という短期で、Facebook、Google、インテル、クアルコムなど米国と中東ソブリンウェルスファンドがReliance Jioに計2兆円を超える投資を行っています。
https://www.techinasia.com/visual-story/jio-platforms-wraps-fundraising-spree-20b
インドのテックスタートアップ投資は、2017年〜2019年、1兆円を超える投資額で推移し、去年は1兆5000億円と大幅に伸びました。日本は2019年は4462億円でしたから、インドは3倍です。
インド https://tcrn.ch/34hD600
日本 https://initial.inc/insights/startup-finance-2019
今年はコロナ禍があるものの、上期で4千億円以上(Your Story Reserachによる。他にも異なる集計があります)の投資が行われ、ユニコーンが追加で3社登場し、ユニコーンは30社に到達しました(WalmartにイグジットしたFlikpartなど含む)。
https://bit.ly/3gcTCAK
BYJU’Sは2018年にユニコーン化したばかりですが、僅か3年足らずで先日、デカコーン化しています。
https://bit.ly/3hf0lLN
米中の裏側でインドの動きが見逃せません。中国資本のインド進出に実質的な制限がかかるなか、日本はどう活かすのか。重要なテーマと思われます。