立命大生、1割が退学を視野に 休学は4分の1、学生新聞調査
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これはなんとも言えない結果…
学費問題はもちろんですが、大学への期待は授業だけでなくキャンパスライフやインターン、バイトなどの課外活動から得られる多様な出会いを求めて進学する学生も多いでしょうからね。卒業間近ならまだしも、卒業式・入学式すらまともに経験できていない現役新一年生ならなおさら。
「自分で考えて動けよ」と思われる方もいるかもしれませんが、校外で異なる年代・立場の他者と積極的に関係性を築いた経験を高校時代にしていない、いわゆるオールドタイプな高校出身の学生たちには酷な話です。旧態依然の進学校なんてまさに。
これは立命大に限った話ではなく、ある程度の規模の大学ならば潜在的にこうした思いを抱いている学生は少なくないでしょうね。地域で上手く彼らの居場所や出会いの機会をつくれないものだろうか。
注目のコメント
これからの大学のあり方が問われる中、学生もなぜ大学に進学したか、ということも大切な問いになってくる。社会現象にもなった大学進学が、知識追求が必ずしも目的になっているとは限りなく、将来に対する保証を視野に入れている学生もいる。大学がそれを約束したかのようにふりまう、学生の就職が主な目標となった大学も少なくない。新型コロナウィルス感染拡大によって、大学の役割が変わる中で、進学に対する不安を抱え始めている学生も出てくるのは無理がない。これからの学びのスタイルと大学のあり方は大きな社会的課題になるだろう。
注視すべき状況なのは確かなのですが、数字の表記は少し気になりました。
・全対象者は全学部生約32,000人
・有効回答が1,414件(全対象者の4.4%)
(この1,414件の中で)
・「退学を本格的に考えている」が2.3%
・「どうするか考えている」が7.5%
・上記2つ合計で「退学を視野に入れている」学生は計9.8%
・休学を視野に考えていると答えた学生は計25.6%
という記事です。
なので、回答者バイアスはかなりあると思いますが、それでも1/4が休学を考えているというのは想定以上に比率が高いと感じました。
このままの状況が続くと、今の大学生世代の未来に大きな影響が出ます。国と大学が連携しながら、給付型含めて臨時の奨学金を積極的に出していくべきではないでしょうか。色々と辛いですね、若い人ほど辛い今のこの構造を変えていかねばなりません。
ニューノーマルに託けて、自分の野望を意気揚々と述べる方々もいらっしゃいますが、まずは出来るだけノーマライゼーションを図ることこそが、中高年の役割であると、わたしは考えます。
大学は同じ釜の飯を食う場、つまり勉強以外の出会いや付き合いこそ重要だとわたしは考えます。そういう空気感は、リモートでは不可能です。