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【超解説】日本のウナギが危ない

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    ウナギの国際密輸については、何といっても、鈴木智彦氏の長年にわたる傑出した調査で広く知られるようになりました。
    鈴木智彦『サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』小学館、2018年
    https://webronza.asahi.com/culture/articles/2018102300006.html
     香港に、台湾や中国で漁獲されたウナギの稚魚、シラスウナギが集約される「立て場」があります。マリアナ海溝で生まれたウナギの稚魚は、漁獲されてから密輸で香港に集められ、日本へ輸入されます。香港から日本へのシラスウナギの輸出は禁止されていないので、違法ではありませんが、台湾から香港へ密輸されている時点で、違法です。
     日本でスーパーで売られている「国産ウナギ」の大部分は、この香港から輸入された稚魚を養殖したものです。一部は、日本の暴力団がシノギとして密漁した稚魚も養殖業者に売られています。
     ウナギに限らず、アワビやカニもそうですが、日本で消費される高級魚介類は、違法なルートでなければ需要を満たせない構造があります。ワシントン条約や日本、台湾の法律を破らなければ、ウナギを供給できない以上、日本の暴力団や中国、台湾、香港のマフィアがシノギにできる道が開けてしまいます。
     日本の消費者、小売業、飲食業、養殖業者には、この状態を放置しておきたいという強い要望があり、そうであるからこそ、政治も行政も放置せざるを得ない、といえます。

    土用の丑の日はいらない、ウナギ密輸の実態を暴く
    https://wedge.ismedia.jp/articles/-/7379


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    ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト

    絶滅危惧種なのにスーパーに並んでいる鰻。対話式&インフォグラフィックスでその謎に迫りました。土用の丑の日も近いし、調べてみようと単純な発想から企画が始まりました。が、密輸ルートや、統計の発表する機関による食い違いとその背景など、調べを進めれば進めるほど、深い事情がみえてきました。

    鰻は万葉集に詠われている生き物であり、長年、日本人の生活文化に溶けこんできた存在です。それが今、絶滅危惧種に指定されています。個体は多いので危機感が感じにくいですが、過去には同じように数はいたコリョウバトが急速に減り絶滅してしまった事例もあります。

    もちろん、しっかりとルールを守っている漁業者の方や、改善に取り組んでいる企業などもありますが、構造的な課題が横たわっています。今回は消費という視点からでしたが、ウナギがもし絶滅すれば、生態系に与える影響も見逃せません。

    個人的にも、栃木県足利市の実家近くには有名なうなぎ屋さんがあり、浜松には叔父がいるのでウナギをごちそうしてもらった思い出もあり、職人さんたちが丁寧に美味しくウナギを焼く姿をみていたので子供時代の原風景の一つでもあります。

    シリーズ「モノから学ぶビジネス教養」の第3回目、今回は「ウナギ」をとりあげました。

    バックナンバーはこちらです。チョコレート、プラスチックを取り上げています。
    https://newspicks.com/user/9764


  • NewsPicks Content Designer

    「モノから見るビジネス教養」.今回は「ウナギ」をピックアップしました。

    ウナギは2014年に絶滅危惧種に指定されました。人間がつくった消費スタイルによって野生の生物を深刻な状況に追いやってしまったのです。

    「守ることは知ることから。」ウナギ保全の書に何度か使われていたフレーズが心に残っています。

    ウナギ消費や流通の実態を「知る」ために、ぜひお読みいただけると嬉しいです。


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