アマゾン、NYの元百貨店に入居 小売業の主役交代の象徴に
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アマゾンは、2019年2月、NYに第2本社を建設する計画の撤回を発表した後、シェアオフィス大手「ウィーワーク」の運営会社が2017年に購入していた(*1)このビルをNYの拠点として検討していると報道され(*2)、今年3月に10億ドル以上と言われる価格で購入したと報道されていました(*3)。
*1)WeWorkのオフィス面積 マンハッタン最大に(Sep 20, 2017)
https://www.mashupreporter.com/wework-largest-office-tenant-in-nyc/
2017年、ソフトバンクグループは、44億ドル(４，８５０億円)をWeWorkに投資し、同社の資産価値は200億ドル(2兆2,000億円)となった。WeWorkは、その後も資金調達を行っており、現在の資産価値は、400億ドル(4兆4,000億円)とも言われている。
同年秋には、米国最古のデパート、ロード・アンド・テイラー（Lord & Taylor）は、五番街のフラッグシップ店の建物を、WeWorkのジョイントベンチャーに8億5000万ドル（約930億円）で売却すると発表した。
(*2)Amazon’s New York Office Hunt Includes WeWork-Owned Lord & Taylor Building (July 25, 2019)
https://www.wsj.com/articles/amazons-new-york-office-hunt-includes-wework-owned-lord-taylor-building-11564074887
(*3)Amazon to purchase NYC Lord & Taylor building: Report (Mar 12, 2020)
https://www.bnnbloomberg.ca/amazon-to-purchase-nyc-lord-taylor-building-report-1.1405037百貨店からECへという大昔に浸っておくべき感傷はわりとどうでもよくて、なぜ去年あれほどまでに騒がれたNY第二本社計画撤回事件があったのか、その後COVIDを経て同じNYで急転直下こうなった理由は何か。その背景にどういう政治的駆け引きや各者の思惑があったのか、などのほうが見るべき本質でしょう。https://newspicks.com/news/3679565
