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コロナショック以降の株式市場を眺めてみると、マザース指数は2月以前の水準を大幅に上回っており、このけん引役となったのがfreeeなどのSaaS銘柄でした。

一部のSaaS企業でPSR40倍を超えるような過熱感は見られますが、マザースの時価総額上位をSaaS企業が占める状況は国内屈指の成長業種という状況を端的に現わしています。

一方で、BtoB IT投資額全体からするとSaaSの売上・企業規模はまだまだ小さく、成長余地が大きく残されています。リモートワーク推進やDX化の波に乗り、国内の生産性を向上させることを期待しています。
企業にとっての収益ポイントが今までは「売れるまでがゴール」でしたが、これからは「ユーザーに寄り添ってずっと使ってもらう」のが基本形になってきたということですね。

AdobeのPhotoshopが有名な例ですが、元々は高額の売り切りだったものが、月額課金のサブスクリプションへ移行し、月額数千円になったことで、商品を使う敷居がかなり下がり、薄利多売になりました。しかし、ソフトウェアは一度作ってしまえば無限にコピーできるので、追加の製造費が基本的には掛からないことから、Adobeはサブスクリプション化したことで過去最高益を上げています。

また、そのユーザーとの長い付き合いの中で、うまくデータを吸い上げて、共通項や離脱につながる部分を排除し、ユーザーに還元することで、企業とユーザー、両方がWin-Winになる仕組みも、注目されています。
これについては、いまアメリカで急成長中の宅内ジムのペロトンを題材に、下記の動画で最近解説しましたので、「SaaSビジネスでのユーザーデータの活かし方」を知りたい方は、ご覧くださいm(_ _)m
【Peloton】アメリカで超人気の”ジムを超えたジム”と、そのデータ活用術 https://youtu.be/8L2uM_AY9Ho
優秀な人材が起業家としてtoBの領域に流れ込んでいるというのも大きいですよね。オンプレからクラウドとか、バーティカルからホリゾンタルみたいなスキームもあるけど、感覚的には技術の発展に伴ってtoCの方がやり尽くされてtoBというブルーオーシャンに起業家がチャンスを感じたという方が大きい気がする。
アメリカ市場を見ると、バーティカル特化(業界)のSaaSや中小企業向けのSaaSが拡大しつつあり、まだまだ伸び代の多い領域だと認識しています。
この連載について
変化の著しい時代を生きるビジネスマンには「学び続けること」が求められている。「社会人の教科書」は、NewsPicksのオリジナルコンテンツの中から、学び続ける社会人の皆さんを応援するために、さまざまなジャンル/特集をご紹介いたします。