食事の注文少なめに、中国の食堂で呼びかけ 習近平氏が食べ残しに憤慨
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「光盤運動」そのものは数年前からすでに取り組んでいます。
私が初めて中国を訪れた90年代の時、中国人の友人のご両親に食事に招待していただき、とても食べきれないほどの料理がでてきて驚いた記憶があります。
中国語を習い始めた頃の教科書にも、「食事に招待されて料理を食べてしまったら『足りない』と思われるので少し残す」といった記述があり、文化の違いを感じました。
ただし家族や親しい人との会食の場合、中国では一般的に「持ち帰り文化」も広く普及していますので、たくさん注文しても、家に持って帰る人も少なくありません。中国ではこれまでも、光盤(食べきったきれいな皿)運動が打ち出されており、一時期は完食したお皿をSNSに投稿することがブームになったといいますが、今はあまり実効力がないようですね。
農業従事者の減少、主要穀物や肉の自給率の低下や輸入量の増加が問題視される中、コロナや自然災害など本気にならざるを得ない状況が重なり、テコ入れが必要となったのでしょう。
いずれにせよ、食品ロスが発生することは、ただ食品がもったいないというだけでなく、食品が食卓に上るまでの労働力やエネルギーが無駄になるということです。例え文化や慣習があろうとも、過剰なロスの発生源から対応するのは理にかなっていると思います。この時期にこの報道からすると、現在発生している長江流域の大洪水とバッタ被害で農業にダメージを受けており、秋以降深刻な食糧不足に陥ると予測しているのでしょう。
中国の報道は、その内容そのものでなく、裏で何が起こっているか推測することが重要です。