【直撃】30代で会社を卒業。「FIRE」という生き方
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生きづらさを感じる人、自分に合った生き方を模索している人、生き方に悩む人、いろいろな人がいらっしゃると思います。
そういったことで悩めるような、ある意味で恵まれた時代であり、恵まれた国かもしれません。
そして日本は「これこそが正しい」という「正解」や、社会で「普通」とされる「同質性」を求められがちかもしれません。しかし生き方に正解はなく、ましてや普通である必要もなく、いろいろな生き方があってよいと思います。
FIRE(Financial Independence and Retire Early)とは、経済的自由を達成して、自分の人生を主体的に描くことを意味する概念です。先進各国の若年層を主体に勃興している潮流です。
拙著「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」は、お金の観点から、人生観の観点から、生き方の観点から、自分の人生を主体的に描き、自由に生きるための方法論を私の実体験に基づいて詳述しています。
経済的自由を達成すれば、生き方や職業選択の幅は広がります。金銭的な価値観さえ合えば、経済的自由を達成するのは決して不可能ではありません。これら具体的内容は、本書に体系的に記しています。
夢や目標に向かって走っている時こそ、生きがいを感じ、人生は充実したものになると思います。生き方に悩む人は、興味の持てることを探し続けてみてください。その次に目標が持てたら、決してできない理由を見いだすのではなく、どうしたら達成できるかを、考え続けてみてください。今日から3日間、「FIREムーブメント」に関する特集を掲載します。
FIREとは「若くして経済的独立」を目指す生き方のことで、日本でも関連書籍が立て続けに出版されるなど、注目が高まっています。
昔から「財を成して引退する」という動きはあったかと思いますが、FIREムーブメントがそれとは異なるのは「社会とのつながりを前提にすること」。
今回取材に応じていただいた穂高さんも、週に何回かは収入が発生する作業をしているそうですし、海外の事例を見ても、オンラインで仕事を受けたり、ブログで稼いでいる場合が多いです。
また、実践者の方々は「贅沢したい」という欲望とは無縁です。むしろストイックなまでに支出を削り、一定範囲の中で生活するように心がけている。
つまりFIREムーブメントとは、「自分が何に対して価値を感じるのか」を突き詰めて考え、その実現に向けて努力するという、一種の精神運動なのだなと感じました。
具体的な手法もさることながら、一つの価値観として、大変興味深いインタビューだと思います。ぜひ一読いただければ幸いです。7,000万円の純資産で会社を辞め、仕事を通じたスキルの獲得やネットワークの構築から離れるのは、経済的にはリスキーな行為に私には思ってしまいます。
でも、編集部野村高文氏のコメントにある「FIREムーブメントとは、(中略)一種の精神運動」という補足説明でよく分かりました。
記事にあるように、私には過度に切り詰めた生活に見える生き方が、昔の「出家して生涯修行する道を選ぶ」というものに似た精神運動と考えれば納得がいきます。
誰の指揮命令系統にも属せず、精神的に独立していることは、とても尊いことです。