ウォルマート、アマゾンへの対抗姿勢鮮明に 今度は宅配代行大手のインスタカートと提携
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アメリカではgroceryのECはWalmart,Instacart,Amazonの三強体制。Walmartは自前でECプラットフォームを作り込み、InstacartはWalmart以外の小売と連携し買い物代行を提供し、AmazonはWholeFoods買収によりEC事業を加速。
その観点で、今回のInstacartと(独立独歩を決め込んでいた)Walmartの提携は相当大きなニュースです。
アメリカ側の記事を読むと、Instacartとの提携でWalmartはsame-day delivery(同日注文同日配送)を強化するようです。ある程度効率的な配送ルーティングの組みやすい、前日オーダー等は引き続き自前のECで提供し、即日配送のon-demand express的なサービスはInstacartの提携でやっていく棲み分けと想像できます。
この業界の動きから目が離せませんね。ウォルマートはMicrosoftとも組んでアマゾンに勝つためのDXを着々と進めています。今回はインスタカートと宅配業務を一部委託するのでしょう。インスタカートは宅配パートナーとしてTarget、コストコなどとも提携しているので、今回のウォルマートとの提携でますます事業が拡大しそうですね。
インスタカートはアマゾンが買収したホールフーズからの出資を(少なくとも以前は)受けていたはずですが、そこの関係は余り強くないのか、今や「陣営」云々ではなく社会インフラになっているのでどことも等距離外交なのか、そのあたりが気になるところですね
インスタカートの数字としては、昨年3億ドルの赤字だったものが、昨年12月から今年の4月で450%の成長を遂げ、単月黒字になった、という記事がありました。凄まじい成長!