【Shopify躍進】パンデミックで「買い物」はどう変わったのか
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楽天やAmazonがコンシューマーの利便性を徹底追及したサービスとすれば、Shopifyはショップ側の視点でよりショップが消費者へ多くの価値提供をできるempowermentの仕組みを提供。
アメリカではWalmartなどとも提携し、ショップやメーカーに対して暴力的なほど強い交渉力を持ち始めているAmazonに対抗し、anti amazon allianceを作り込んでいます。Shopify=小売のOSという表現はわかりやすく、Shopify躍進の理解がより進みました。国内であれば楽天やYahooは集客力の強いアプリストアではありますが、OSというにはややクローズドにすぎる。
たとえば楽天であれば、店舗向けのシステムの機能は主にサイト構築、バックオフィス管理、マーケ集客、アナリティクスの4つになりますが、機能の数や範囲とかサポートの質とか厚みとかではShopifyを大きく上回っているはず。
それでもShopifyがグローバルのみならず国内でもこれだけ広がってきているのは、自社サイトも含めて、かつリアル店舗も含めてマルチチャネルで小売ビジネスを展開するための開かれたOSとしての提供価値を確立したから。
楽天にいた2011-2012年頃にまさにこうした経済圏の外のオープンなマルチチャネル対応のサービス開発に少し携わっていたことがありますが、まさにShopifyとかはイノベーションのジレンマを感じた事例です。とすこし個人的な振り返り。今年4月に、利用店舗が前月比50%増えるなどコロナ禍で躍進を見せたShopify。一体、何が強みなのか?日本代表のマーク氏、そして利用店舗2社にインタビューをしました。
個人的には世界175カ国に展開をしている、という点が面白いと感じます。国連加盟国が190数カ国ですから、その大半が網羅されているということです。
遠く離れた北欧の食器を、メーカーから直接スマホで簡単に買える、なんてことが当たり前になるかもしれません。私も、妹が作った雑貨をShopifyで世界展開しちゃおうかな、別大陸で話題になったりして....などと夢想しました。