日本初のアフリカ人学長が「価値観」を揺さぶられた5冊の本
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注目のコメント
引用)著者のエドワード・W・サイードは、オリエントという考え自体が西洋の作り物だと考えた。西洋人は西洋に属さないものを東洋と見なし、本質を見ずに彼らが決め付けた面白い部分だけを評していた。いわば、西洋からほかの文化をどう見下すかという考えだ。
日本に来てから読み直し、実は日本もそうだったと気付いた。アジアにありながら、日本は自分たちを西洋だと思っている。「日本とアジア」とか「アジアの国々」というときは日本を含まない。そういう実態にショックを受けた。著者名だけで釘付けなハンパテ・バー氏の本読みたい!
最後のサコさんの言葉で、
> 私も、自立したい、自由になりたいと思うことは多かった。それを実現させるには知識を得て能力を高め、自分の選択肢を増やすべきだと信じていた。だが、果たしてそれで本当に自由になったか。気付いたのは、自分の意識の中にある自由の大切さで、その意識をどう持つか、持ち続けるかということだった。
これ、何気ない言葉のようで、とても人生において本質的な言葉だと思う。力を得て選択肢を増やすことで得られる自由…というものも一面ではあるだろうが、より大切な自由は実は別のところにあるんじゃないか。
そう気付くためには、割合と時間がかかるものだ。
そしてサコさんのジャケ下のシャツめっちゃカッコいい。わしらが着ても全然合わないであろうところが余計イカしてる。