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消費者視点ではなくビジネス視点でみると2点興味深い。
一つ目は、「ロボメーカー vs 既存プラットフォーマー」という視点。
この映像ではロボメーカーが提供しているアプリを使って配送を依頼しているようだが、Uber EatsやDoor Dashなどがこういったロボットを大量購入して消費者に「人が運びますか?ロボが運びますか?」と選択肢を提供するという未来もありえる。私見としては、この手の事業の競争優位性はロボの技術力の高さではなく、デマンドとサプライの規模であることは変わらないと感じるので、ロボメーカーにとっては「どの配送プラットフォーマーと戦略的提携をするか」が非常に重要になりそう。
もう一つは、「コスト効率」という視点。
デリバリー業態は、人件費率が高いので、プラットフォーマーにとっては、店舗側から取る手数料も加えると導入インセンティブは大きそう。労働人口が少ない先進国では採用コストもかからなくなるのでなおさら。つまり、ロボ導入コストをペイする可能性は十分にある。ただし、ロボメーカーとしてはプラットフォーマーに対して、数年間に及ぶ多額のR&D投資を回収するために販売価格に転嫁するか、ライセンスフィーとして月額で課金するかなどして、回収にかかるだろうから、初期は特に「贅沢品」としてしか成立しない可能性がある。中国等がEVなどでそうしているように国家戦略として普及促進をするなどすると、一気に受け入れられて量産フェーズに突入することになるシナリオも十分考えられるため、各国の政策などからも目が離せない。
現時点ではテストを重ねて知見を貯めている段階だと思いますが、狭い範囲で、数キロ以内の重量であれば、数食までのフードデリバリーならできそうです。
大きな課題は、お届け時のピックアップ場所ですが、レポートのように公道で受け取る事が法規をクリアできれば、一部の配達はロボットが担うということも実現しそうですね。
自転車が増える中で、歩道・車道をどう変えていくかというのは世界中の都市での論点。StarShipが街中を走っているのも、速度としては安全な範囲だがちょっとぎこちない部分もあり、町の道路をどうしていくかといった点にも絡んでいきそう。人間と機械が混ざる部分は、自動運転でもデリバリーロボットでも、人がそれをいつ・どれだけ当たり前と感じられるかも影響するし、難しい部分。
StarShip以外では、車道型自動運転で、物流仕様に徹しているNuroに注目している(①)、こちらはソフトバンクも出資している。なお、StarShipはSkypeの創業者が設立、パクりなんじゃないかという形のAmazon Scoutがある(②)。
①https://newspicks.com/news/3984146
②https://newspicks.com/news/3618995
利用スターシップは、これまで大学を中心に運用を広げていて、2021年までに米国の100の大学に導入したいとしています。2014年の創業からこれまでで9000本の寿司、8000カップのコーヒー、1万5000本のバナナを含む食材、商品を届けています。
一方のPony.aiはこれまで自動運転車で人を運ぶサービスをテストしていました。いわゆるロボットタクシーですが、新型コロナで人を運べなくなったため、商品を運ぶ自動運転のデリバリー車としてサービスを始めました。技術は同じであるため、車を走らせ続けることで、データもしっかり貯めています。
もともと最後のワンマイルをロボットでデリバリーさせようという市場に、時流に乗って新たに自動運転車を開発する企業がウェイモ、オーロラを含め入ってきています。
新型コロナがはからずもラストマイルデリバリーのロボット化を推し進めていて、非常に興味深いです。
詳しくはこちらの「完全図鑑」を参照ください:
https://newspicks.com/news/5137962/body/?ref=index
洪さんと後藤さんの記事は、体験取材の要素が大きいので、とても現場感があり、完全な「一次情報」なので、信頼できます。
「実際にやってみる」「実際に使ってみる」ということを実践できているジャーナリストは、最近、どんどん少なくなっているのではないでしょうか?
そういった意味で、お二人のレポートはNewsPicks読者にとって、貴重だと思います。これからも、この調子で頑張って突撃取材を続けてくださいね。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
これなら近隣の配達(かつて蕎麦屋さんやすし屋さんが出前を
していたくらいのエリア)では十分役に立ちそう。
他方、UberEatsがカバーしているようなやや広いエリアの配達に
導入するには困難が伴うという印象。そこは、Pony aiのような形か、
地上走行型ではなくドローンのような形態が埋めていくにかもしれない。
いずれにせよ、少し前から言われている「ウオーカブル・シティwalkable city」(基本的に徒歩で生活のニーズが満たせるコンパクトなまちづくり)の形成と同時並行でこういうものがインフラとして浸透して、新しい時代のまちを形成していくのだろうと改めて感じた。百聞は一見にしかず、です。
たしかに、フードデリバリーのチップは、意外にかかるので、チップが不要の陸上ドローン(宅配ロボット)に、それだけで軍配が上がりますね。
また、配送コストも、別記事のように、頻度が上がれば、副業クラウドソーシングより、下がります。
日本でも、このwithコロナだからこそ、実証実験をやって欲しいですね。