プラスチックの新用途にロボット、金属の代替で軽量化なるか?
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プラスチックは低価格、軽量、他素材では再現しにくい質感や弾力性を比較的容易に再現可能ということで、ロボットへの利用が見据えられているのは当然だと思います。
一方で処理リサイクル業界は、ロボットやAi/IoT機器が今後増える中で、どのように適正処理・リサイクルしていくかを課題として話し合い始めたところです。
CFRPなど、その利便性の高さ故にすぐに普及拡大し、未だに有効なリサイクル手法を模索し続けている樹脂系素材もあります。製造者・設計者にはDfE(環境配慮設計)や易解体設計をぜひ心に留めていただければと思います。昔からロボットの外装材にはエラストマーや発泡体が利用されていました。
知っている限りだと、愛地球博でトヨタさんのパートナーロボット部作製の機体が発泡体で覆われていました。担当者曰く、人間と寄り添うコンセプトなので、怪我をさせないことが重要なのですとのこと。
軽量化の他、アクチェーションに関連する使い方が出来るようになってきたのは嬉しい流れ。課題は耐久性を含めた材料特性を設計まで落とし込めるかですね。先ずはロボットへのプラスチック利用が進み、その先にロボットがやわらか素材で構成される未来があります。
『化学各社は、プラスチックなどの新たな用途として、ロボット分野の開拓に注力している。ロボの部材は金属製が多く、プラ代替による軽量化も期待される。』