ドル信認問う金の高値 基軸通貨に価値低下の試練
日本経済新聞
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4000ドルになってもおかしくないというファンドマネージャーもいます。インフレリスクと株の値段に比べるとまだ安いそうです。以下詳しい分析。
https://www.marketwatch.com/story/gold-rising-to-4000-an-ounce-would-not-be-an-unreasonable-move-fund-manager-says-2020-08-062つの大きな相場材料があると思います。1つは金融緩和が未知の領域に入ったドル不安で、ドルの代替として金とビットコインが上がる。もう1つはドル不安=基軸通貨国としての米国の覇権の陰りで、代わりにユーロが上がってます。しかし、ドル安の背後で新興国通貨も大きく上がっています。また、ドル不安なのに、米国株価は連日上昇しています。結局は、構造的な変化というより単なる相場材料で、コロナ禍が止まらない新興国通貨まで上がる現状は、単なる金余りを反映していると思います。
10年物価連動債利回りのマイナスが1%に達したとかで、実質金利低下がドル安という見方。米国の期待インフレ率が上昇しているのが意外な感じ。景気が良くならないと期待インフレ率は上がらないはずなんだけどね、常識的には。
それと、中国や欧州と比べてコロナの影響が長引きそうで相対的に経済が良くなくてドル安という面もある。
よく見ればこの2つは矛盾しているわけで、矛盾をそのまんま受け入れて金の上昇に繋がっているのが現状。早晩この矛盾が解消されてドル安の行き過ぎと金価格の上昇にブレーキがかかると見るけどね。