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NPでたたかれがちな速報ですが、速報が「悪」なのではなく、「スローなニュース」を組み合わせて読むのがよいと思います。
山田悠史先生に毎週記事を書いてもらっていますが、「ニュース」というよりは、振り返って読んでも参考になるようなものを目指しています。
山田悠史先生は、コロナ感染症対応とともに総合診療医でもあり、現状分析だけでなく、心の支えになるような言葉のあることが特徴的です。
お役に立てば、嬉しいです。
「第一波」とどう違う!?新型コロナ感染者増加
https://mi-mollet.com/articles/-/24292
夏のイベント別コロナ感染リスク
https://mi-mollet.com/articles/-/24437
両親や祖父母のためにできる4つのこと
https://mi-mollet.com/articles/-/24504
「古くて新しい治療薬」の可能性
https://mi-mollet.com/articles/-/24575
ワクチン接種はいつから開始? スピード量産のリスクと不安
https://mi-mollet.com/articles/-/24717
コロナ流行はいつ終わる?前線の医師が語る「収束までの3つのシナリオ」
https://mi-mollet.com/articles/-/23341
専門家によって見解が異なる点や、結論が出ていない点が多く、悩みましたが、逆に見解の違いを知ることで、「何が分かっていないのか」をつかむこともできたように思います。
さまざまな知見が得られつつはあるものの、新型コロナはやはり、人類が初めて経験する「未知の感染症」で、今後の動向を正確に予測するのは難しい。だからこそ、これまでや現在のデータを客観的かつ冷静に見ていく必要があるのだと感じています。
基本的なデータが揃っていて、良記事でした。
思ったことは
・第一波のあと、第二波🌊が来ることは、ほぼみんな予想していたけど、第一波以上の陽性者数になることは予想してなかったかも
・陽性者数が増えている理由を検査の多さ、としている人も多いことは、陽性者数が増えているわりに、医療機関などの切迫度が低いことで安心感があるから(反対に経済死亡の切迫度が高い)
・最後のグラフを見てみると人工呼吸器の装着数が増加傾向、ということは、これから医療機関も切迫しそうで油断できない
・第一波の時は高齢者比率が高いけど、第二波は若年層が多いのは、高齢者リスクがマスコミでたくさん言われることで、緊急事態宣言後も高齢者層は引き続き自粛傾向であり、活動を再開した若年層で感染拡大の傾向が強くなったからではないか
などです。
再度の自粛はみんな嫌だと思うので、引き続き、気をつけて生活していくしかないですね。
自分なりの解釈は以下。
①4月の実質の感染者はもっと多かったが、PCR検査が足りずに捕捉できていなかった
②今は、PCR検査が増えたことと、さらに実際に拡大が広がっている(実際の拡大が4月と比べて多いのか少ないのかは分からない)
③若い人の感染が多いが、それは夜の街だけでなく、社会一般での活動量が多いから(そしてそれがクラスターの変化や経路不明者の増加につながっている)
④致死率が下がっているのは、感染者の捕捉ができてより正しい数値になってきていること、より早期に捕捉してまた昨日の記事にあったように対処療法も知見が蓄積していること、死に至りにくい若い人の感染が広がっていることが背景
ワクチンが開発されたとしても、一度の摂取でずっと続くか、毎年接種が必要か、どれだけ全世界レベルで全員に接種できるのかが不透明だと思う。その観点で、④の対症療法の進化、特に疑いがあったときの早期検知とそこから悪化しにくいようにできるのが今後の社会活動に向けては一番重要なのではないかと、個人的には思っている。
このままでは減る要素はありませんが、例え緊急事態宣言のようなものがまた出ても、もう同じように自粛する人は少ないでしょう。ワクチンが行き渡るまで長期戦のウィズコロナになると思いますので、ゼロリスクを求めるあまり子供たちや大学生から集団教育の機会を過剰に奪い続けるのはやめてほしいです。
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
また、記事中では陽性者と感染者という表現が混在していましたが、ここは陽性者に統一した方が良いです。PCR検査はあくまでも体内にウィルスが付着しているか否かの検査しかできません。つまり感染後に完治/回復した後でもウィルスの残骸を拾って陽性と出てしまうこともあるのです。
因みに陽性、感染などの言葉の関係は以下のように推移すると理解すると分かりやすいと思います。
陽性→感染→発病
陽性反応が、出ても感染しない人もいれば、感染しても免疫などの力で発病しない人もいるわけです。
記事の中で検査数と陽性率を併記したグラフがあり、緊急事態宣言時よりも現在は要請者数が増えていることを指摘していましたが、特徴として緊急事態宣言時は要請率が80%程度と高いのに対して、現在は20%だったりと低いところが特徴としてあります。この理由は緊急事態宣言時は、症状が出ていて感染の可能性が高い人に絞って検査をしていたから、陽性率は高くなった。最近は本人が希望すれば無症状でも検査を受け入れている施設もあることから陽性率は当然下がっている。しかし陽性者の絶対数は増えている…と言うのが今の状況です。
ここで忘れてはいけないのがPCR検査の的中率です。これがあまり高くないと言う話を耳にしている人も少なくないのではないでしょうか?仮に的中率を90%とした場合、以下の事が起こり得ます。
10000人のうち、1%である100人が本当の感染者だったとします。この時、この真の感染者100人を検査すると、10%は間違う確立があるわけですから、検査結果は90人が陽性と(確率上は)出てくるはずです。
一方、残りの9900人は感染していない人たちのグループですが、ここでも10%は間違うわけですから、なんと990人は陽性と出てしまう可能性があるわけです。
つまり闇雲に検査数を増やしても、健康な人を病院送りにして医療施設を圧迫する事になりかねません。
指定感染症から外して無条件に入院という対応を見直すべきかもしれません。
第一波のときは明確に症状が数日続いている人だけを検査の母数にしていたことを考えると、今のデータは同じデータではなく症状が出ていない感染者まで広がってるので一レイヤー広い数値だと認識したほうが正しいのではと思っています。そうすると今の数値をもう少し冷静に見えるんじゃないかな。