オアシス、ファミマTOB前に特別配当を要請ー1株最大1062円
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TOBには賛同するも、価格は株主に判断を仰ぐという苦渋に満ちた意見表明をFMの経営が当初から発表していました。この動きはその延長線上。
ここはオアシスが2400円でTender Offerをかけて、CIに2700円でひきとってもらうのはどうでしょう。Oasis、やはり動いた。
伊藤忠のTOB価格は2300円、現在の株価は2316円。BPSは1182円なので特別配当1062円はほぼすべてを吐き出せということ。
純資産合計は約6000億円、さすがに全額はきびしいのではないかとおもうが、ファミマの特別委員会も積極的な推奨を出せなかったという観点では、一定の上乗せの議論がこれで活発化するか。ただ株価はほとんど変化せず、リリース直後に一瞬2340円近くにまで動いたが、前場引けは前日とほぼ変わらずに2316円。株価的には活発化をあまり期待していない動きに見える。
下記がOasisのリリース。
https://www.businesswire.com/news/home/20200806006150/ja/このディール、Valuationなどちゃんも見ていなかったですが、この記事に基づくと、オアシスの要請は少数株主の利益を守る意味でも真っ当のように見えますね。
アクティビストというと怖いイメージがあるかもしれませんが、正統なアクティビズムは、企業の価値向上と株価向上につながり、ひいては、投資家へのリターンの最大化に繋がります。