イノベーション企業が「ゆでガエル」になる理由
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注目のコメント
「インフラビジネス」として、社会に対する責任、バリューというものを、やはりもっと真剣に考えなければならないと思う、に共感。社会に対する責任を果たすことなく企業は存在できない。 興味深い記事。
企業活動の価値は誰のためのものか、というガバナンスというか、企業の在り方について論じた記事で、タイトルと内容は殆ど整合しない。途中議論が散漫な印象を受ける箇所もあり、書籍ならともかくウェブのコラムとしては読みにくかった。しかし、最後のあたりにかけて主張点が概ね理解できたように思う。議論している内容自体は大切なテーマである。
企業には様々なステークホルダーがおり、それらの対立する利害を調整し、価値を生み出すことが経営において重要である、という主張は、それこぞ1980年代のフリーマンの著書での主張から続いているものだが、基本的にはその延長線上の内容と理解した。
ある意味でそれは資本主義におけるガバナンスの民主化の過程であり、そのような変化自体は近年ある部分で生じつつある。
面白いのは、セールスフォース創業者のマーク・ベニオフもそのことに向き合って経営をしているという点である。一方で、この記事ではプラットフォーマーの各社はあまりこの点に対して向き合っていないと指摘している。
この差異はどこから生じるのか、ということを考えることと、どちらのほうが持続可能性があるのか、ということ、また、本当にGAFAはそうではないのか、ということについて考えてみるのは悪くない内容かと思う。久しぶりにきちんと読んだ記事笑
続編楽しみ。まったくもって同感です。
佐々木さんとは同い歳なので、見てきた時代も同じ。
私は企業人、佐々木さんはジャーナリストと歩んだ道は違うが、感じていることはほぼ同じですね。
イノベーションと言っても企業規模や分野によっていろいろとあるとは思いますが、特に血気盛んでイノベーションを目指すぞ!というようなスタートアップベンチャー。
ゆでガエルというより、酔っ払いガエルなのです。
早いうちから投資家がつき、より早い成長とイグジットを求められる。
まだスタートアップなのになんか成功者になった気分でのぼせて酔っ払っているから、ゆでられても気がつかない、酔っ払いガエル。
比較的ゆるいと思われるコーポレートベンチャーでも企業によってはあまり時間をくれない。下手すると各部門で余った人材を当てがって、結果を出せというなら本来は新規事業は一線級の人材を投じないと失敗のリスクが高いのに、中途半端に干渉しつつ、あべこべのことをやってる企業が少なからずでしょう。
それと、プラットフォームよりも顧客との信頼感。
プラットフォームはそのための手段に過ぎないのに、まるで地上げ屋のごとく用地買収してタワーマンションを建てまくったデベロッパーと大差ない。
どういう街づくりにするかとか、考慮なし。私の地元の没落商店街もバブル期からタワマン銀座になり、街としての核や文化は失われた。街づくりから一緒に考えていくスタンスが必要なのに、バブルでカネに目が眩んだ。
顧客のニーズに応え、安定的な信頼関係を築くためにプラットフォームはあると思う。そのためには先を見据えつつ、利用者目線でのコンセプトやサービス設計が不可欠。より安定的な信頼関係があれば、より長く売上、利益も期待できる。