全世帯消費支出6月は前年比-1.2%、定額給付金で家電など消費増
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弊所の消費意欲指数の推移を見ると、
5月 前年比-5.0ポイント
6月 前年比+2.0ポイント
7月 前年比+3.2ポイント
8月 前年比-0.2ポイント
となっています。あくまでも意識で実態ではないのですが、
7月まではある程度回復傾向は続きそうな波形となっています。
(特にまとまった支出については。)
一方で、8月に入るとコロナの流行再拡大もあってブレーキがかかっています。
https://seikatsusoken.jp/shohiyoho/2020-08/これで再来週公表予定の4-6月期GDPのコンセンサスが若干上方修正されるかもしれませんね。
ただ、見方によっては、勤労者世帯の実質実収入が前年比で+15.6%も増えているのに実質消費支出が前年比マイナスですから、消費マインドは相当低下しているということでしょう。大幅マイナスが予想されていましたが、ほぼ前年水準に戻した形です。4~5月に購入できなかった分を、一気に支出したという印象を受けます。品目別にみると、家具・家電製品が大きく増えたほか、衣料関係の落ち込みにも歯止めがかかりました。
ただ、可処分所得が前年比2割も増えていることを考えると、依然として消費は抑制されていると見ることができます。教養娯楽や教育は依然として前年比二桁減。7月以降は、先送り需要の一巡、自粛ムードの強まりで、再びマイナス幅が拡大する可能性もあります。