NY株続伸、185ドル高 ナスダックは1万1千ポイント超
コメント
注目のコメント
今日もナスダックの強さが目立ちました。アップルは3.5%の上昇で、時価総額は、1.948兆ドル。今夜か、来週には2兆ドルの大台に乗せてまたニュースになりそうです。
終値ベースで1兆ドルに乗せたのが、昨年の9/11ですから、1年弱で2倍になりました。その上昇分だけで、日本の上場IT企業227社の合計時価総額(7月末で78兆円)を大きく上回るという強さ。さすがにスピード違反気味な気もしますが、相場は「不安の壁を駆け上がる」とも言われますから、まだ行くのかもしれません…昨日のコメントで私は曜日を誤認し、本日発表予定の米国雇用統計を昨日発表予定と書いてしまいました。この場を借りて、謝罪申し上げます。
米国株式相場は続伸。ダウ平均は185.46ドル高の27386.98ドル、ナスダックは109.67ポイント高の11108.07ポイントで取引を終了し、S&P500は5日連続、ナスダックは7日連続の上昇となりました。
8月1日までの1週間の米新規失業保険申請件数は118万6,000件と、前週から24万9,000件減少3週間ぶりに減少したものの、一方で7月の人員削減数が54%上昇というレポートが出たこともあり、米株はフラットな水準で寄り付きました。しかしその後は緩やかな上昇が終日続きました。
(1) 相変わらずBig Techがブルトーンを主導。出遅れを恐れる投資家の心理状態が相場を支えている雰囲気
(2) トランプ政権と民主党指導部による新型コロナウイルス追加経済対策法案を巡る交渉が継続する中、トランプ大統領が失業給付金、家賃未払いによる立ち退き猶予の延長、学生ローン返済猶予や給与税減税を含む大統領令を策定しているとの報道。共和党が大統領令発動をちらつかせて民主党を牽制。金融市場としては両党間で何らかの合意がでるという前提。
(3) FRBの金融緩和長期化を背景に、市場予想を上回る4-6月期決算発表が続いていること
(4) 追加経済対策やコロナワクチン開発期待
(5) 国務省が3月19日から実施していた海外渡航禁止勧告の解除を発表
主力ハイテク株が一服した一方、資本財、素材、金融などの景気循環株が上昇するなどセクター・ローテーションの動きも強まりました。いずれにしても、本日は短期的なイベントが集中しており、それを超えれば、本格的な夏休み相場となると予想されます。昨晩の失業保険申請数発表までは開場前の株価指数先物の値動きに警戒感が見えましたが、
その失業保険申請数が予想を下回ってパンデミック以降の最低値になったことで、また値を伸ばしましたね。
しかし、思ったより勢いは出なかったようにも思います。
一昨晩のADP雇用統計は予想よりもだいぶ悪い結果だったので、そことのバランスでやや勢いを削がれたのかも知れません。
本丸の今晩の雇用統計や失業率の発表を待つような雰囲気でしょうか。
そんなどっちへ転ぶか分からないような空気の中、日本で取引している人間としては、週明けが山の日で休みになってしまうため、
売るにしても買うにしても今日はなんとも立ち回りにくい一日になるのではないでしょうか。
個人的には、日経平均のプットがよく売れていますという記事が昨日の日経新聞に乗っていたので、
逆にあまり下がる気がしません笑