中国のコロナ対策はプライバシー侵害などどこ吹く風、個人情報を捧げる人々 - China Report 中国は今
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注目のコメント
タイトルはどうかと思いますが、中身は良記事だと思います
「中国は政治体制の違いもあり、『個人の権利』が社会のカルチャーとして根付いていません。相手のプライバシーに踏み込むことは失礼だという感覚はほとんどなく、他人の給料の額も、なぜかみんなが知っています」
他人の給料については、確かにそうです。だから日系企業に努める中国人職員(日本語人材)は、同じ日系企業についての待遇について十分リアルな情報を入手し、割りとドライに同じ日系企業間で転職したりします。また私の経験では、それとは別に、女性職員同士が、健康診断の結果を見せ合って論評しているのを見て、驚愕したこともありました。これもプライバシーよりも自身の健康を守ることを優先する目的論的な考えだと思います。
なお中国のプライバシーについてですが、中国人が相手のプライバシーを尊重しないという考えが有るわけではなく、(日本などと比べ)双方プライバシーのハードルが低いことを前提にしているという事だと理解しています。その証拠に、外国人に対しては比較的遠慮する傾向があるように感じました。
なお個人の思考に加えて、やはり政治体制として国家が個人のプライバシーを掌握していることを、当然として受け入れざるを得ず、それに慣れてしまっている部分の方がどちらかというと大きいような気がしています。それは言わずもがな人権の観点からは微妙な話ですが、そういう背景も有り、ことコロナ対応としては強力な手法による抑え込みに成功している、というのが実情なんでしょう。