マイクロソフト、TikTok全世界事業の買収模索=報道
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バイトダンス社は、中国本土の中国版TikTok(DOUYIN)で稼いだ潤沢なキャッシュとノウハウをTikTokに注いでいるから、大成功しているのであって、世界版のTikTokのみを分離させてマイクロソフトが運用するとなると、確実にパワーが弱まってしまうだろう。実際に、DOUYINとTikTokのマーケチームは同じビル、同じ階の隣の島だった。そのくらい、綿密に日々情報交換をしていたのだ。
更に、北京本社側の若い20代のマネジメント陣のセンス、アイディア、スピード感をもってTikTokは短期間の間で大きく進化してきたのだが、成熟した大人な企業であるマイクロソフト傘下に入った場合、同じようなスピード感が出せるのだろうか。
いずれにせよ、プロダクトに取って最善の方向性に向かって欲しいと願うばかり…。TikTokを含む中国アプリの禁止への
インド政府の公式見解は
1)インド人の個人情報が中国側のサーバーに流れていて
プライバシーが守られていない
2)中国は、インド企業に中国市場への公平なアクセスを認めてない
(インドが中国企業に認めているように)
同じ時期にカシミールで印中両軍の衝突で死者がでたが、
それは明示的には禁止の理由にはあげられていない
※個人的には、インド国民の間での対中感情は急速に悪化しており
禁止を決定する後押しにはなったと、見ている
もし、マイクロソフトが買収するなら
マイクロソフトはインド国内に大規模な拠点を持っており
上記問題は解決されると思う。
ここ数週間は、インドでTikTokが退場した穴を埋めようと、
いろんな企業が蠢き始めていたが、
仮にMSの下でTikTokが再開されると、
インドのConsumer Tech分野の勢力図が
どうなっていくか、更に目が離せなくなる。これは国の対立にそれぞれの利益を代表するグローバル企業が動いている構図で面白いですね。ただこの辺りのSNSは栄枯盛衰が激しい。TikTokは買収されるころには中国以外ではブームが去りそうな気も…ノウハウも中国に溜まっていそうで、ナレッジの移転も難しいのではないかなぁ…
そもそも中国の出方も気になります。今回のこの一連の報道は、MS側がメディアを使って牽制に出ているということなのかしら?